【蒲郡ボート・PGⅠクイーンズクライマックス】悲願成就へ地元の細川裕子が難敵撃破
蒲郡ボートのプレミアムGⅠ「第13回クイーンズクライマックス」は31日、初のナイター大みそか決戦。トライアルを勝ち抜いた女子レーサー6人が第12Rで優勝戦を争う。 悲願達成へ活路を開いた。トライアル3回戦11Rは6号艇の平高が前ヅケに動いて2コースを奪取。進入から混戦ムードが漂うなか、4カドに引いた3号艇の細川裕子(43、愛知)がまくり一撃で決着をつけ、得点率3位で大会初、GⅠ7度目の優出を決めた。 「3カドも含めてダッシュ想定でした。外の方のおかげ。(宇野)弥生ちゃんがスタートをしっかりいってくれたので、信じていきました」 支部の後輩のアシストを受けて勝負駆けに成功。仲間の祝福を受けて「やった!」と高らかに声を張り上げた。 2年ぶり6度目の年末決戦は地元で初の開催。喜びをかみしめながら挑んだが、TR2回戦12Rは絶好枠を引き当てながら4着に敗れた。「いつも力み過ぎてしまうので、自分を信じていきたい」と断固たる決意を表明した。 夢のGⅠ初Vに挑むファイナルは3号艇。「全体的にバランスが取れて、特に出足がいい。この仕上がりなら相当いいので、勝負になる足です」と相棒19号機も最高潮。心技体を整えて、絶好枠に陣取る〝最強女子〟遠藤ら難敵を撃破し、最高の笑顔で2024年を締めくくる。(佐野友記)