反則タックル問題で日大選手が会見(全文1)個人として謝罪をさせて頂いた
弁護士からの説明
西畠:私、ご本人から、それからご本人のご両親から本件のさまざまな【折衝 00:06:55】、それから問題の解決について委任を受けております弁護士の西畠正、同じく横におりますのが薬師寺孝亮弁護士です。2人で担当させていただいております。それでは着席させていただきます。 まず、冒頭ですが、このような形でご本人がいわゆる顔出し、容姿の撮影をあえて受けてお話をするということは異例かと思います。特に先ほど司会の方がおっしゃったように、二十歳を過ぎたばかりの、いわば未成年に近いような方が顔を出すことについてのリスクというのは、私どももずいぶん承知をしておりますし、ご両親、ご本人にもお話をいたしました。しかしご本人、ご両親とも、この会見が事実についてつまびらかにするだけではなくて、むしろ被害者、被害選手とそのご家族、それから関西学院大学アメリカンフットボールチームに対する謝罪の意味が強いという捉え方をしてますので、一言で言うと顔を出さない謝罪はないだろうと。顔を出さなくて何が謝罪だということを考えて、あえて撮影を受けることにいたしました。氏名についても、あえて秘匿をするまでもないということをおっしゃっています。しかし私どもとしては、代理人としては長い将来のある若者です。この先、どのような不測の事態があるとも限りませんし、被害が被らないとも限りません。そういうことにぜひご配慮いただいて、できれば、ずっとアップで撮るようなことは避けていただいて、格別のご配慮をいただければと。冒頭にこれを申し上げておきたいと思います。 それで私のほうからは、この会見の趣旨と、この会見に至った経緯を簡単にご説明します。お手元に配布資料が配られていると思います。その表、どちらが表か分かりませんが、日付の入ってるほうに本日の記者会見の趣旨と開くに至った経緯、経過表というのが記載してございます。これに基づいてお話をさせていただきます。若干の時間をいただきます。 この会見は今、申し上げたのでお分かりかと思うんですが、今年の5月6日に行われた日大アメフット部と関大アメフット部との第51回定期戦において、日大チームの選手、この当該選手が行った反則行為によって、関学大チームのクオーターバックが負傷した件について、当該選手に対して監督、コーチから、その反則行為の指示があったことを明らかにし、その具体的対応について、ご説明するのが目的の1つです。先ほど申し上げたように、それは関係者、特に被害選手と、そのご家族に対する謝罪の第一歩でもあるという捉え方で、この会見をあえて開かせていただきました。 これから先の呼び名ですけれども、私のほうからはご本人の本人ないしは当該選手と呼ばせていただきます。それから大変失礼とは存じますが、関西学院大学アメリカンフットボール部のことを、関学アメフト部、それから日大、日本大学アメリカンフットボールチームのことを日大アメフト部というふうに略称することがあることはご容赦ください。