福島県須賀川市は今秋、人工知能（ＡＩ）オンデマンド交通「ちょこすか」の実証運行の範囲を長沼、岩瀬両地域全域に拡大する方針を固めた。９月２日の変更を目指し、関係機関への申請などを進める。７月２３日、市総合交通活性化協議会で市が示した。 　ちょこすかは市過疎地域持続的発展計画に基づき、今年１月から長沼地域の西部エリアで運行している。５月１５日から２９日までに２４６件の回答を得た市のアンケートでは、認知しているのは２０７件で８４・１％だった。２０７件中、利用したことがある人は５・８％だった。見直しすべき点を問う項目では、３７・２％がエリア拡大を希望した。 　運賃の３００円、午前８時３０分から午後５時までの運行時間は据え置く見通し。 　ちょこすかは月曜から土曜に運行している。電話、ネット予約に対応している。ノルカカードも利用できる。 　協議会では長沼車庫―勢至堂上の上り線を減便する方針も示された。

（県南版）