ライダー交流の場に 弟子屈に摩周オートバイ神社建立
北海道の弟子屈町で国産ドローンを取り扱っている「ALX」(町町泉2、久保直人社長)は、ツーリングするライダーのランドマークとなる「摩周オートバイ神社」を、同住所のAIRSTAGE本社敷地内に建立した。一般社団法人日本二輪車文化協会(吉田純一会長)の正式認定を受けている「全国オートバイ神社」の第34号で、道内では初めての認定。16日には同神社で鎮座祭が行われた。 久保社長(48)は、友人の影響で19歳からオートバイに乗り始め、現在は3台所有するほど。全国オートバイ神社は関東や九州など全国各地にあり、ライダーたちの安全祈願と交流の場となっている。 観光シーズン中は多くのバイクでにぎわう弟子屈に、さらにライダーを呼び込むことで地域活性化に貢献できればと、久保社長が2カ月以上かけて終業後や休日に作業し、ほぼ1人で神社を作り上げた。 材料は、久保社長が営むAIRSTAGEの新社屋建設時に余った木材を使用、祠(ほこら)やポケットバイクをまつる。自動販売機では御朱印やお守り、絵馬、リストバンドなどを販売している。夜間は発光ダイオード(LED)で明かりがともる。 鎮座祭には、久保社長や同協会の加藤稔ランドマーク認定部会長ら関係者が参加し、弟子屈神社による安全祈願が行われた。久保社長は「たくさんのライダーと出会い、イベントを開催したい。ほかにも敷地内に新しい物を毎年作っていければ」と話していた
釧路新聞