藤ヶ谷太輔 同世代の俳優に感じていた焦りの時期を経て「グループでたどりつける場所、見ることができる景色を見たい」
10月6日(日)の『ボクらの時代』は、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)さん、奈緒さん、辻村深月さんが登場しました。 【写真11枚】藤ヶ谷太輔が「グループを長くやってみたい」とKis-My-Ft2への思いを明かした『ボクらの時代』の写真をすべてみる 藤ヶ谷さんと奈緒さんは、現在公開中の映画『善良と傲慢』で主演を務めています。原作は、直木賞作家の辻村さんのベストセラー小説。 藤ヶ谷さんと奈緒さんは、以前から辻村作品の大ファンだったといいます。
奈緒 いまだに残っている生瀬勝久からの言葉
奈緒さんは、Kis-My-Ft2や俳優として活躍する藤ヶ谷さん、小説家の辻村さんを前に現在抱えている悩みを告白しました。 奈緒:藤ヶ谷さんも辻村さんも、もしかしたらそういうことがあるかなと、先輩に聞きたい気持ちなんですけど。表に出ていると、人から見られる自分と、自分自身が持っている自分というのが、絶対にあるじゃないですか。 辻村:うん。 奈緒:それって、これからどうやってお付き合いしていこうかなって。私は、『あなたの番です』(2019年/日本テレビ)というドラマで、たくさんの方に知ってもらって。バラエティにも出られるようになり、どんどん私の知らない私になっていってしまう感覚があって、すごく怖かったので。そのとき、生瀬(勝久)さんとご一緒していて…。 辻村:はい。 奈緒:打ち上げのときに、生瀬さんが「今回は、120点だったよ」「だから、次はまた0に戻してやらなきゃね」という言葉をいただいたんです。 藤ヶ谷:ふーん(と、感嘆)。 奈緒:それが、すごくうれしくて。「それでいいんだ」と思えたんです。いまだに残っていて、すごく感謝しているんですけど。
藤ヶ谷太輔「グループを長くやってみたい」Kis-My-Ft2への思い
辻村:藤ヶ谷さん、アイドルじゃないですか。そこの葛藤はありました? 藤ヶ谷:僕、24でデビューして。ウチの事務所では遅い方なので、覚えてもらうためにも「とにかくカッコつけよう」って。一番自分がイヤだったのが、メンバーの顔と名前を言ったときに、1人だけ「あ、なんかもう1人いたね」となることだったんです。まず、覚えていただきたいから。 辻村:ああ。 藤ヶ谷:で、ウチ(キスマイ)は、途中で中居(正広)さんプロデュースの4人組、舞祭組ができた。中居さんがおっしゃっていたのが「舞祭組は、“国民の後輩”でなければいけない」と。そのときは(キスマイが)7人だったので「(舞祭組以外の)3人は、とにかくカッコよくなきゃいけない。舞祭組4人と、カッコいい3人が離れれば離れるほど、グループがどんどんでかくなる」と。 辻村:へぇ。 藤ヶ谷さんは、Kis-My-Ft2としてバラエティなどに出演する際に、舞祭組との差別化をはかるために「本心では、俺らそんなでもない」と思いながらも、カッコいいキャラを演じることに葛藤があったことを明かしました。 辻村:プロ意識だったんですね。 奈緒:すごいです。今回、(『善良と傲慢』の)撮影期間中も…あの、とんかつ食べてるとき(笑)。藤ヶ谷さんが、グループのお話をされていて。「グループでたどりつける場所、グループで見ることができる景色を見たい」といういお話を、すごくキラキラしたお顔でされてたんですよ。 藤ヶ谷:(照れ笑い) 辻村:それは、最初からずっとあった思いなのか、変化していった部分なのか、どちらなんですか? 藤ヶ谷:変わったかもしれないですね。20代のころは、例えばバラエティの現場にいるときに、ふと「この時間、同世代の俳優は芝居してるんだろうな」とか。どんどん、先行かれちゃってるなって。 奈緒:へぇー(と、びっくり)。 辻村:そんな焦りがあったんですね。 藤ヶ谷:あと、事務所の先輩の解散とか、僕らでいうとメンバー編成が変わったりとか。「当たり前はない」とは思っていたんですけど、それって俺らのグループもそうなんだって。だからこそ、今は「グループを長くやってみたいな」っていう。 辻村:うん。 藤ヶ谷:“早く行きたければ1人で、遠くに行きたければみんなで”って。 辻村:いい言葉。 奈緒さんは、この話を「めっちゃいい話してる!」と、とんかつを食べながら聞いていたと語り、3人で大笑いしました。 『ボクらの時代』2024年10月6日放送より
めざましmedia編集部