MotoGP新人のペドロ・アコスタ、シェイクダウン最終日を最速で終える。2月6日から公式テストがいよいよ開始
マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行なわれているMotoGPのシェイクダウンテスト。3日目の2月3日がシェイクダウンとしては最終日となるが、この日は新人のペドロ・アコスタ(GASGAS)が最速となった。 【ギャラリー】MotoGPシェイクダウンテスト 空力面で各メーカー進歩 各メーカーのテストライダーおよびルーキー、そして優遇措置を受けているメーカーのフル参戦ライダーが参加しているシェイクダウンテスト。3日目もホンダとヤマハからはフル参戦ライダーがそれぞれ全員が参加した。 なおセパン・インターナショナル・サーキットは前日に降った雨の影響からコースが乾くまでに時間がかかり、3日目の走行開始は遅れた。さらにセッション終盤には2日目と同じように激しい雨に見舞われたことで、シェイクダウンテストは早期に終了することになってしまった。 そんなシェイクダウンテスト3日目だが、コース上で最速となったのは今年唯一のルーキーであるアコスタだ。彼は初日に1分59秒385、2日目に1分58秒531とタイムを縮めると、3日目にはこのテストにおける自己ベストとなる1分58秒189をマークしてセッションを終えた。 MotoGPマシンへの適応を進めているアコスタだが、3日目はMotoGPマシンで2度目の転倒もあった。幸い怪我などはなく、中2日を空けて行なわれるオフィシャルテストへの影響もなさそうだった。 各メーカーはテストライダーを中心にエアロダイナミクスなどのテストを継続。フル参戦ライダーで移籍組となるアレックス・リンス(ヤマハ)やルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ)、ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)も40周近くを走り込んで移籍先のバイクでのマイレージを稼いだ。 MotoGPはこの2日後、2月6日から同じセパン・インターナショナル・サーキットで、オフィシャルテストをスタート。ホンダとヤマハ以外のメーカーのフル参戦ライダーが出揃い、2024年シーズンに向けていよいよ本格的なスタートを切ることになる。 1st. ペドロ・アコスタ (GASGAS) - 1:58.189 (13 laps) 2nd ポル・エスパルガロ (KTM) +0.066 seconds (13) 3rd ポル・エスパルガロ (KTM) +0.113 (13) 4th. ヨハン・ザルコ (LCRホンダ) +0.211 (28) 5th ファビオ・クアルタラロ (ヤマハ) +0.249 (31) 6th. ダニ・ペドロサ (KTM) +0.289 (28) 7th. ジョアン・ミル (レプソル・ホンダ) +0.328 (37) 8th アレックス・リンス (ヤマハ) +0.354 (29) 9th ペドロ・アコスタ (GASGAS) +0.459 (11) 10th ダニ・ペドロサ (KTM) +0.465 (4) 11th. ジョアン・ミル (レプソル・ホンダ) +0.551 (8) 12th ルカ・マリーニ (レプソル・ホンダ) +0.746 (37) 13th カル・クラッチロー (ヤマハ) +0.794 (40) 14th. 中上貴晶 (LCRホンダ) +0.883 (39) 15th. アレックス・リンス (ヤマハ) +1,127 (8) 16th. ミケーレ・ピッロ (ドゥカティ) +1,141 (23) 17th. ファビオ・クアルタラロ (ヤマハ) +1,176 (7) 18th. 中上貴晶 (LCRホンダ) +1,249 (5)) 19th. ヨハン・ザルコ (LCRホンダ) +1,425 (11) 20th. ロレンゾ・サヴァドーリ (アプリリア) +1,811 (36)
German Garcia Casanova