八ヶ岳の麓にあるハイカーの拠り所。山好きが営むオーベルジュで自然の幸を味わう長野県・硫黄岳の旅
採れたての野菜やキノコなど、山麓を感じながら味わう八ヶ岳の幸
オーナーシェフJiroさんが手がける、八ヶ岳の幸をふんだんに使った自家製メニューをさっそくいただきます。爽やかなテラス席に腰を掛け、2人が注文したのは「自家製ポークカレー」と季節限定の「タマゴタケとアカヤマドリタケのクリームスパゲッティ」。 出発前にがっつりエナジーチャージしたい! とカレーを注文した星野さんの思惑通り。人気の自家製ポークカレーはボリューム満点で、ハイカーへの愛もあふれます。 「ピリリと程よいスパイスが効いていて食べやすい。彩り豊かな野菜はジューシーで甘く、肉は柔らかくて食べ応えも抜群です」 西原さんが注文した秋限定スパゲッティには、大ぶりのタマゴタケとアカヤマドリタケ(またの名をポルチーニ茸! )がゴロゴロと入っている。黄色く染まったパスタには、クリームソースときのこの旨み成分が全吸収されていました。 「香りの足しに乾燥ポルチーニがトッピングされていて、その香ばしさにうっとり。きのこの香り、食感、旨みすべてを堪能できる絶品です」 二人ともぺろりと完食し、いよいよ登山の始まりです!
本格スイーツも充実。下山後にふたたび立ち寄るのもおすすめ
じつはオーナーシェフのJiroさんは麻布CHIANTI、代官山ANDRE PACHON、原宿AUX BACCHANALES、横浜迎賓館などで腕をふるったパティシエ。料理がメインの店ですが、本格スイーツもラインナップしているのです。 これを食べずには帰れない、と心に決めた2人。スイーツをご褒美に取っておき、下山後にふたたびJ&Nを訪れました。 ご褒美スイーツに決定したのは、八ヶ岳の牛乳を使ったプリンといちごをたっぷりのせたタルト。ひと口食べると、体のなかにすっと溶けていくようなスイーツの甘さに疲れも吹き飛びます。 「新鮮なイチゴがこんなにも贅沢に食べられるなんて幸せ! 濃厚なコクとバニラの甘みが余韻をひくプリンは、何個でも食べられそうです。」(星野さん) 「Naokoさんが淹れてくれるコーヒーも、フルーティで飲みやすい。プリンはテイクアウト用が売っているので、お土産に買って帰ろうっと!」(西原さん) モデル 星野絵美里(ほしの・えみり) ファッション誌やファッションコレクション、大手メーカーのCM・広告に多数出演。ウォーキングやランニングなど体を動かすことが好きで、2020年に熊野古道伊勢路を8日間かけて歩いた。友人に誘われて20代半ばに始めた登山は、年に1~2回のペースで楽しんでいる。 マムート新宿店スタッフ 西原真妃(にしはら・まき) 2016年入社。吉祥寺のオープニングスタッフを経て、2020年から新宿店に勤務。マムートに入社してから登山にハマり、休みのたびに同僚と山へ向かう。八ヶ岳エリアでは過去に赤岳、天狗岳に登ったことがあり、冬季の硫黄岳にも訪れたことがある。好きな山は屋久島。 焚火遊道 焚き火マイスター/日本焚き火協会会長 猪野正哉さん メンズノンノモデル出身。モデルやライター、千葉市でアウトドアスペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」を運営するなどマルチに活躍。焚き火を中心としたアウトドアアクティビティを通して、自然の魅力を伝えるために奔走中。著書『焚き火の本』、『焚き火と道具』。 ファッションディレクター/プロモーションプランナー 田中行太さん ブランドプレスやセールス、セレクトショップのキュレーターやバイヤーを歴任。現在は、ブランドやショップの販売戦略から企画、WEBデザイン、生産管理まで、多くのブランド・ショップのディレクション業を担う。Tシャツブランド「WHO’sMAKING...」主宰。 クレジット <星野さん> バックパック18,700円、Blackキャップ6,380円、Blackパンツ18,700円、Whiteジップアップフーディ19,800円、Brownチェックシャツ14,300円、GrayロゴプリントロングスリーブTシャツ8,800円、トレッキングシューズ31,900円/すべてマムート <問い合わせ先> マムート
平野美紀子