【磯村勇斗&北村匠海】「タイミングが重なったのは運命」初開催のしずおか映画祭、来年以降の計画にも期待
記者による囲み取材では、それぞれ映画の魅力について、「映画には人が絶対いるというところ。今回だと映画祭を開催することによって、県外も含めて地域の人たちがたくさん集まるのもそうですし、映画づくりは決してひとりで出来るものではないので、何十人と集まってひとつの作品がつくれると考えると、映画がある場所に必ず人がいるっていうところ、ときにはかき乱すものでもあったりするのが、僕は映画の1番面白い、魅力的なところ」(磯村)、「今回監督という立場で映画に関わって、映画の良さのひとつに監督のエゴというのもすごく大事なもの。映画は見てくれる人がいて、見る人はお金を払って映画館に行くわけなので、なにを持って帰ってもらうかはやはり監督でつくり出していかないといけない。ひとつも同じ人生はないように、ひとつも同じ映画はない、その出会いこそが映画の良さであり魅力」(北村)と語った。 また、磯村は「映画祭は1番難しいところは継続。1回目ができたとしても続けていくことが難しく、そこには新しいものをどんどん取り入れていかなければいけない。地域の皆さんのご協力があってこそ続けられるものだと思うので、引き続き、続けることをまず目標に進めていきたい」と言い、そして「今回は東部で出来たので、次は中部になるのかなといま話は出ています。その次は西部になるのか。もしくは3つの地域で同時に行うのか。1回目を通して反省点もあったりするので、それも踏まえて次の作戦を練っていきたいと思っていますが、静岡全体で静岡を盛り上げたい。しずおか国際映画祭という名前に変更できるように、ここから頑張っていきたい」とこれからの映画祭の展望もアピールした。 今後のさらなる発展を期待させる「しずおか映画祭」に、ぜひ注目したい。
文:Pen編集部