【ローズS】能力上位、条件好転のクイーンズウォークを信頼 前走内容“オークス級”のカニキュルらも警戒
オークス3着相当の指数を叩き出したオーロラエックス
デビュー戦から素質を見せていた馬で。新馬戦以来となる約半年の休養明けで挑んだ前走の1勝クラスの内容が衝撃的だった。 3番枠から新馬戦以上に出遅れてしまい後方からの追走だったが、向正面で外からすっと位置を上げ、3角手前では2列目の外へ。3~4角では一気にペースが上がったが、外々から置かれずについて行き直線に向くと、ラスト1Fでもしぶとく逃げ粘るケーブパールを捉えて3/4馬身差で勝利した。 次走で1勝クラスを完勝するケーブパールと3/4馬身差、3着以降には5馬身以上の差をつけており、1クラス上の指数で完勝だった。この指数は、斤量差こそあるが今年のオークスならば、3着相当で同4着馬クイーンズウォーク以上のもの。加えて、向正面では多少ムダ脚を使う形での勝利だったことから、素質はかなりのものがある。 ただ、前走は疲れを残しやすい内容だったことから、今回の状態面に不安はある。それでも能力の高さで押し切ってしまう可能性がある馬だ。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)レガレイラの前走指数「-16」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも2.0秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ