世界幸福都市指数で台湾の3市が「銀」=台北・高雄・桃園 英研究機関調査
(ワシントン中央社)英ロンドンに本部を置く「生活の質研究所」(Institute for Quality of Life)が20日までに発表した2024年版の「幸福都市指数」で、台北市、南部・高雄市、北部・桃園市がそれぞれ「銀の都市」の評価を得た。上位250の都市の指数が公表され、台北市が46位、高雄市が64位、桃園市が88位だった。 原則として人口30万人以上の各国の都市を対象に、同研究所の研究員が市民、ガバナンス(統治)、環境、経済、交通の5分野で採点。このうち「市民」では教育制度や文化へのアクセスなどを、「ガバナンス」では住民の意思決定プロセス参加や都市運営の透明性などを評価した。 1~37位が「金の都市」、38~100位が「銀の都市」、101~250位が「銅の都市」とされた。同研究所は「金」については得点による順位付けをせず、いずれも「世界で最も幸福な都市」としている。総合点が最も高かったのはデンマークのオーフスで、17番目までを欧州の都市が独占した。 日本は大阪が「金」、東京と札幌市、神戸市が「銀」だった。「銅」には京都、奈良県生駒市、神奈川県藤沢市、松山市がランクインした。アジアの都市では、シンガポールと韓国ソウルが「金」とされた。 (編集:田中宏樹)