C.デムーロ騎手馬券攻略のカギはノーザンF生産馬 外国人騎手のプラス条件、マイナス条件を調査
夫婦そろって芝よりダートが狙い目
この章では、T.マーカンド騎手とH.ドイル騎手の「プラス条件」、「マイナス条件」を見ていく。 <T.マーカンド騎手、H.ドイル騎手の「プラス条件」> マーカンド騎手×東京芝【8-7-9-42】 勝率12.1%/連対率22,7%/複勝率36.4%/単回収率92%/複回収率104% マーカンド騎手×東京ダート【9-4-5-33】 勝率17.6%/連対率25.5%/複勝率35.3%/単回収率119%/複回収率74% ドイル騎手×ダート×距離延長【4-1-3-16】 勝率16.7%/連対率20.8%/複勝率33.3%/単回収率134%/複回収率95% ドイル騎手×中京ダート【5-1-2-8】 勝率31.3%/連対率37.5%/複勝率50.0%/単回収率134%/複回収率76% まずはT.マーカンド騎手の「プラス条件」について。同騎手は芝ダート問わず、東京競馬場で騎乗した際が狙い目だ。 東京芝は複回収率が104%とプラス域。なかでも、芝2000mは【3-0-1-9】勝率23.1%、単回収率189%、次いで芝1600mが【4-3-3-12】勝率18.2%、単回収率120%と妙味たっぷりだ。 東京ダート成績も優秀で、トータルの単回収率で119%もある。特に1600mでは【6-2-4-14】で勝率23.1%、単回収率159%とさらに数字を上げてくる。 次はH.ドイル騎手の「プラス条件」について見ていく。ドイル騎手は芝よりダートが狙い目だ。芝【5-6-10-87】勝率4.6%、単回収率27%に対し、ダートは【9-9-6-76】勝率9.0%、単回収率56%と成績に大きな差がある。 ダートで前走からの距離延長に該当する場合は【4-1-3-16】で勝率16.7%、単回収率134%と妙味十分。距離短縮組の【2-2-0-22】勝率7.7%、単回収率26%や同距離組の【3-4-2-30】勝率7.7%、単回収率45%と比較しても抜群の成績となっている。 また、中京ダートでは【5-1-2-8】で勝率31.3%、単回収率134%。超得意条件と言っていい。そのほか、福島ダート【1-1-2-9】勝率7.7%、単回収率104%も現状、プラス域だ。 <T.マーカンド騎手、H.ドイル騎手の「マイナス条件」> マーカンド騎手×芝重賞【0-0-0-14】 勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0%/単回収率0%/複回収率0% マーカンド騎手×2100m以上【2-2-2-21】 勝率7.4%/連対率14.8%/複勝率22.2%/単回収率19%/複回収率34% ドイル騎手×芝3勝クラス以上【0-0-0-24】 勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0%/単回収率0%/複回収率0% ドイル騎手×東京ダート【1-2-1-24】 勝率3.6%/連対率10.7%/複勝率14.3%/単回収率9%/複回収率24% まずはマーカンド騎手の「マイナス条件」から。 芝重賞では14回騎乗してまだ一度も馬券に絡めていない。芝では新馬戦【6-4-3-16】勝率20.7%、単回収率120%、1勝クラス【4-1-1-13】勝率21.1%、単回収率174%など、下級条件の方が好成績だ。平場で積極的に狙っていこう。また、2100m以上【2-2-2-21】で勝率7,4%、単回収率19%と妙味も薄く、芝ダート問わず、長めの距離では割引が必要だ。 最後にドイル騎手の「マイナス条件」を確認する。 芝の上級条件における信頼度は低く、3勝クラス以上では馬券に絡んでいない。下級条件で狙っていこう。芝の未勝利戦では【1-0-4-18】と勝ち切れないものの、複勝率21.7%、複回収率108%と狙える条件だ。また、ドイル騎手はダートが狙い目と前述したが、東京だけは例外。【1-2-1-24】勝率3.6%、複勝率14.3%、単回収率9%、複回収率24%に留まっている。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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