ポイントは『可愛い!元気!女の子!』の三拍子! ライバルを超え優勝をつかんだ31歳営業職、コンテストを通じた人間関係が宝に
磨き上げた健康美を競うBEST BODY JAPAN(BBJ/ベストボディジャパン)の『関東大会』(4月29日、市川市文化会館)が開催された。各地から選手が集う中、モデルジャパン部門レディースクラス(30歳~39歳)でグランプリに輝いたのが眞下莉奈だ。 【フォト】眞下の美ボディショット メリハリのあるスタイルを目指してボディメイクを開始した彼女は、トレーニングを通じて自身にうれしい変化があったと振り返る。
「私は細身ではありましたが棒のようなメリハリのない体だったんです。お尻を中心にトレーニングしたことで私的には自信が持てるようになった、ということはありますね」 学生時代は水泳に取り組んでいたが、引退してからというもの運動からは遠ざかっていた。そんな中だったからこそ「ジムに通うことで体を動かす楽しさを思い出すことができました。大会に出ることでトレーニングにも力が入り“賞を獲りたい”と思うようになりました」と変化を噛みしめた。その勝負への意欲をかきたてたのが、コンテストで出会ったライバルの存在だった。 「関東大会には前回出場したさいたま大会(4月14日)で負けたライバルがいました。今回はどうしても勝ちたかったので、いろいろと工夫しました」
彼女が今大会で意識したのは“可愛さ”だ。ライバルとは身長・体型、前回大会は髪型も似ており、衣装も予選・決勝と同じだったことから差別化ができなかったのではと分析。「衣装は予選も決勝もピンク、髪型はポニーテールっていう、『可愛い!元気!女の子!』の三拍子で勝負しました!」と独自の魅力を放つべく工夫を凝らした。 結果として見事にグランプリを射止め、ライバルへのリベンジをはたした形だ。競う相手がいるからこそ、勝負に懸ける気持ちも変わってくる。 「普通に仕事や生活をしていたら出会えなかった人たちがたくさんいるのでうれしいです。しかもベストボディという共通の趣味があるのでステージ以外では和気あいあいとできるので、ライバルでもあり仲間でもあり、という感じですね」 挑戦の中で繋がった人間関係は彼女の宝となるだろう。ライバルとの切磋琢磨を通じて、眞下はさらなる高みへと向かっていく。
取材・文・写真/森本雄大