富士通、17大会ぶりVに王手 主将・宮沢「やっとという感じ」 皇后杯全日本選手権/バスケ
バスケットボール女子・皇后杯全日本選手権(14日、代々木第二体育館)Wリーグ勢による準決勝が行われ、富士通とアイシンが15日の決勝に進んだ。昨季Wリーグ女王で、17大会ぶりの優勝を目指す富士通は、2連覇を狙ったデンソーに59―56で競り勝った。パリ五輪代表で主将の宮沢夕貴(31)が9得点11リバウンドとチームを引っ張った。アイシンはトヨタ自動車との接戦を58―56で制し、初の決勝進出。 富士通が一進一退の攻防を制し、昨年準決勝で敗れたデンソーに雪辱した。主将の宮沢は「全員が『こう守る』と理解している」とうなずいた。チームは8大会ぶり、宮沢にとっては富士通移籍から4大会目で初の決勝進出。過去3大会はすべて4強止まりで、「やっとという感じ」と笑顔を見せると、「明日も守備(で決まる)と思う」と力を込めた。