“阿部巨人”が開幕戦で阪神下す 35歳・梶谷隆幸が攻守で輝く ルーキーの西舘勇陽や佐々木俊輔も躍動し阿部監督が初勝利
◇プロ野球セ・リーグ 巨人4-0阪神(29日、東京ドーム) 巨人は阿部慎之助監督の初陣となった阪神との開幕戦を勝利で飾りました。 【画像】【巨人】阿部監督も脱帽 35歳・梶谷隆幸がピンチを救うビッグプレー 伝統の一戦で迎えたシーズン開幕戦。開幕投手は巨人が戸郷翔征投手、阪神は青柳晃洋投手の投げ合いで始まります。 戸郷投手は、3回に近本光司選手と中野拓夢選手の連打で1アウト1、2塁と先制のピンチ。3番の森下翔太選手には右中間へはじき返されましたが、ライトを守る梶谷隆幸選手がダイビングキャッチ。1塁ランナーは戻りきれず、ダブルプレーとなります。ピンチを救うビッグプレーに阿部監督もベンチで脱帽しました。 両者無得点で迎えた5回の攻撃では、先頭の吉川尚輝選手が青柳晃洋投手から2ベースヒットで出塁。さらに青柳投手のボークで3塁へ進むと、1番の佐々木俊輔選手のショートゴロで吉川選手が好走塁でホームへ返り先制。佐々木選手はプロ初打点を記録します。さらに2アウト2塁となり、3番の梶谷選手がライトスタンドへ2ランホームラン。この回、一気に3点を奪いました。 その後、戸郷投手が6回100球を投げ無失点の力投。7回はドラフト1位ルーキーの西舘勇陽投手が登板し、初球からストレートは152キロを計測。落ち着いたマウンドさばきで、3者凡退の好リリーフをみせます。8回は左腕の中川皓太投手がエラーでランナーを背負うも無失点で抑えると、8回に丸佳浩選手のタイムリーヒットでさらに1点を追加。9回は守護神の大勢投手が阪神打線を無失点で抑え、4人の投手で完封リレーをみせました。 巨人は35歳のベテラン、梶谷選手が攻守で躍動。チームで23年ぶりに新人野手で開幕スタメンとなったドラフト3位ルーキーの佐々木選手は、プロ初ヒットに初打点も記録。ドラフト1位ルーキーの西舘投手も好投するなど、ベテランから若手まで躍動し、阿部監督のシーズン初陣を勝利で飾りました。