メーガン妃はウィリアム皇太子に「ちょっと変わったスプーン」をプレゼント。英ロイヤルのクリスマスの過ごし方
イギリス王室のメンバーは毎年、クリスマスにはノーフォーク州にある君主の私邸サンドリンガム・ハウスに集まる。エリザベス女王亡き後も、この伝統は基本的に受け継がれている。 【写真】ちょっと可哀想…?英王室が従わなければならない絶対ルール ここでは、ロイヤルファミリーのクリスマスの過ごし方について、これまでに明らかになっているいくつかのことを、改めておさらい!
クリスマスには何をする?
ウィンザー家のクリスマスは、クリスマスイブから始まる。クリスマスツリーの装飾の最後の仕上げも、子どもたち(今回はおそらく、ジョージ王子やシャーロット王女、ルイ王子といとこたち)の手を借りながら、クリスマスイブのうちに完了させる。 そして、クリスマスプレゼントの交換もこの日に行う。ヘンリー王子は2023年に出版した回想録『SPARE』(原題)の中で、この伝統について次のように振り返っている。 「クリスマスイブにはいつも、家族全員が集まってプレゼントを開けます。これは、姓がドイツ語の『ザクセン=コーブルク=ゴータ』から英語の『ウィンザー』に変更された後も残っている、ドイツの伝統です」 「……白いテーブルクロスをかけた、細長いテーブルが置かれた大きな部屋に集まります。テーブルには私たちの名前が書かれたネームカードが置かれています」 「慣例に従い、私たちはまず自分の席を探し、そこにあるプレゼントの山の前に立ちます。そして全員が一斉に、プレゼントを開け始めます……集まった大勢の親戚たちがおしゃべりをしながら、リボンをほどいたり、包装紙を引きはがしたり、大騒ぎになります」 一家は豪華なプレゼントより、ユーモアを利かせたプレゼントの交換を好むことが知られている。 過去に明らかにされているそうしたプレゼントには、キャサリン妃がヘンリー王子に贈った「Grow Your Own Girlfriend(ガールフレンドを自分で育てる)」キットや、メーガン妃がウィリアム王子(当時)にプレゼントした、「シリアル・キラー(cereal killer)」の言葉がエンボス加工されたスプーン(朝食でおなじみの『シリアル(cereal)』は、ほぼ同じ発音でもスペルを『serial』に変えると「連続殺人犯」の意味になる)。 また、故ダイアナ元妃は義妹(アンドルー王子の妻)だったサラ・ファーガソンにヒョウ柄のバスマットを、アン王女は兄のチャールズ国王に革製の便座を贈ったことがあるという。 そのほかロイヤルたちは、クリスマスの朝には毎年、近隣にあるセント・メアリー・マグダレン教会の朝の礼拝に出席する。 16世紀に建てられたこの教会まで徒歩で向かうロイヤルたちをひと目みようと、毎年クリスマスの朝には、多くの地元の人たちやロイヤルファン、報道関係者が集まる。