B1リーグで最も効率よくシュートを決めている選手は?/「EFG%」上位5選手を紹介
今シーズンかつてない盛り上がりを見せるB.LEAGUE。コート上ではどんな選手たちが活躍しているのだろうか?昨シーズンからB.LEAGUEの公式サイトに選手たちの細かなスタッツデータが掲載されるようになり、より正確に彼らの活躍が数字として現れるようになった。 本企画では、そのうちいくつかの指標でリーグ上位にランクインした選手たちをピックアップして紹介する。第3回目で取り上げるのは、「EFG%(3ポイントシュートに1.5倍の比重をかけて補正したフィールドゴール成功率)」で上位にランクインした効率よくシュートを決める名手たちだ。 ※第8節終了時点で12試合以上出場している選手が対象
■5位:67.5%|ウィリアムス ニカ(島根)
「EFG%」とはEffective Field Goal Percentageを略した言葉で、選手のシュート効率を測る際に用いる指標だ。 Bリーグ公式サイトのボックススコアにも記載される「FG%(フィールドゴール成功率)」は、フリースローを除いたすべてのシュートをもとに算出される。しかし、フィールドゴールでの得点には2ポイントと3ポイントがあり、前者よりも後者の方が1.5倍の得点を得られる。 2ポイントと3ポイントを”同じシュート”として考えるFG%に対し、EFG%は3ポイントに比重(1.5倍)をかけてフィールドゴール成功率を導き出す。そのため、3ポイントの価値を考慮した以下の計算式が用いられている。 「フィールドゴール+(0.5×3ポイントシュート成功数)÷フィールドゴール試投数」 5位には、67.5パーセントのEFG%を記録するウィリアムス ニカがランクインした。現在36歳のニカは、島根スサノオマジックのインサイドを支える帰化選手として活躍。Bリーグ発足前の2011-12シーズンから日本でプレーしており、過去には香川ファイブアローズや愛媛オレンジバイキングス、秋田ノーザンハピネッツなどでプレーした。日本国籍を取得した2019年以降は日本代表メンバーに選出された経歴もあり、島根ではキャリア最長となる在籍4シーズン目を送っている。