上野樹里さんがナレーション「夢みる給食」の上映会 12月21日、加古川市民会館 斎藤工さんらとのトークショーも
兵庫県の加古川観光大使で俳優の上野樹里さんがナレーションを務める映画「夢みる給食」の上映会が12月21日午後1時から、加古川市民会館・大ホール(同市加古川町北在家)で開かれる。全国各地のオーガニック給食の現場を追ったドキュメンタリーで、自主上映で展開されている。上野さんと俳優の斎藤工さん、オオタヴィン監督によるトークショーも予定。有機野菜農家が集まるマルシェと合わせ、広く来場を呼びかけている。(児玉芙友) 【写真】上野樹里さん、ふるさとの加古川巡りラジオ番組収録 映画は子どもたちに安心安全な給食を届けようと、オーガニック給食を導入する全国10地域の学校を舞台に描かれる。市長や栄養士、有機農家たちがそれぞれの視点から学校給食の安全性を問う内容。 地元産の完全有機栽培のコメを給食に使うことを目指す稲美町で今年8月、住民団体が上映したことを皮切りに、明石や三田市などにも上映会の輪が広がる。今回はシリーズ作品からナレーションを務めてきた上野さんが「地元の加古川市でも上映を」と呼びかけ、同市を拠点に食の活動する団体「みらいきっず」らが賛同。地元企業も協賛し、上映会にこぎ着けた。 上野さんは市内の無農薬農家に足を運び、パプリカの苗植えに挑戦するなど、オーガニック食材の広がりに強い関心を寄せる。 上映時間は約1時間半。その後、約1時間のトークショーを予定。上野さん、発酵食品やオーガニック食材にこだわるという斎藤さん、同映画のオオタヴィン監督が対談する。 また、同館小ホールでは午前11時~午後5時、東播磨地域を中心に有機野菜農家やオーガニック食材を使った弁当屋が出店するマルシェが開催される。主催するみらいきっずの吉田美由貴代表は「映画で気づきを得て、そのまま農家さんたちとつながって親しんでもらえたらうれしい」と熱が入る。マルシェは25店予定、映画を見なくても来場できる。 予約チケットは大人1200円、中学生以下300円(乳幼児膝上無料)。チケットは残りわずか。加古川市民会館TEL079・424・5381