【速報】『SNSでの投げ銭』『通販サイトの買い物』などに…中学校の吹奏楽部顧問が部費「約80万円」を横領し懲戒免職「一時的に借用するつもりで現金持ち帰った」大阪・羽曳野市立中
今年5月~6月にかけて、大阪府羽曳野市の市立中学校で吹奏楽部で顧問を務めていた男性講師が部費約80万円を横領し私的に使用していたとして懲戒免職処分を受けたと大阪府教育庁が発表しました。 教育庁によりますと、羽曳野市立高鷲中学校の男性講師(42)は、今年4月に着任し吹奏楽部で顧問となり、部活動費の管理を担当していましたが、今年4~5月中旬に講師の謝礼などとして、計約30万5000円を集金し、自身の引き出しで保管していたということです。その後、5月中旬~6月中旬にかけて、1回につき2~3万円、少なくとも8回にわたり計23万2000円を横領していたということです。 さらに男性講師は、1年生の積立金の会計担当となり、通帳と銀行員を事務室の金庫で保管していたということですが、6月5~28日にかけて、林間学校にかかわる経費支出を行うなどとして4回にわたり事務職員から通帳と銀行員を預かり、預金口座から計60万円を出金し横領したということです。 男性講師は今年7月上旬から3週間にわたり病気休暇を取得していましたが、その間に教頭が保管状況を確認したところ部費が不足していることがわかったということです。このため講師に聞き取りをしたところ、横領を認めたということです。講師は横領した金を『SNSでの投げ銭』『通販サイトでの買い物』『食費』『タクシー代』などに消費していたということです。 講師は聞き取りに対して、「自分の手持ちのお金がない時に一時的に借用するつもりで現金を持ち帰った。すぐ戻すつもりだった」「回数を重ねるごとに罪の意識が薄れ、繰り返してしまった」と話しているということです。 教育庁は男性講師を24日付で懲戒免職処分としました。また、管理監督責任などとして、校長を減給1か月の処分、教頭を厳重注意としました。