鎌田大地に伊解説陣が大興奮!「本当に別人。最高に素晴らしい。6番が完全な試合」ボランチ2人がカギを握ったラツィオの一戦を徹底分析! | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】日本時間28日に行われたセリエA第34節ラツィオ対ヴェローナ戦で躍動したラツィオのMF鎌田大地について、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】伊解説陣も大絶賛!鎌田大地(ラツィオ) ヴェローナ戦プレー集
イゴル・トゥドル率いるラツィオに所属するMF鎌田大地は、日本時間28日のヴェローナ戦において、3-4-2-1のボランチとしてマテオ・ゲンドゥージと共に先発。ゲンドゥージと代わる代わる最終ラインに戻ってビルドアップに取り組んだほか、たびたび前線まで顔を出し、ヴェローナに脅威を与えた。試合終盤には、トップ下でもプレーしてリーグ戦4試合連続となるフル出場を果たし、1-0での勝利に貢献している。
鎌田らボランチ2人がカギを握った一戦
もはや新生ラツィオにおける中心選手となり、試合後にはトゥドルからも絶賛を受けた鎌田。『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣は、どのようにパフォーマンスを評価したのだろうか。 イタリア版の試合中継で実況を担当したリッカルド・マンチーニ氏は、新生ラツィオでリーグ戦全5試合に先発している鎌田について「日本人選手はイゴル・トゥドルがラツィオのベンチにやって来てから、常にピッチに立っている」と紹介。18分に左サイドのアダム・マルシッチのパスに反応し、ペナルティエリア内に侵入してクロスを狙ったシーンに言及した。 マンチーニ氏が「ボールを持たないカマダが飛び出してきた」と描写すると、ラツィオOBで解説を担当したファビオ・バッザーニ氏が続けた。 「ラツィオの選手たちが見せているシンクロニズムは非常に良い。カマダは効果的なクロスを上げられなかったが、飛び出しのタイミングはちょうどよかった。タイミングはぴったりだった。ラツィオは、トゥドルが求めるチームへと成長している」 さらにバッザーニ氏は、マルコ・バローニ率いるヴェローナとの対戦において、鎌田らボランチ2人の役割が重要であることを強調している。 「1対1で守るバローニのチームに対して、カマダとゲンドゥージの飛び出しがさらに重要になる。なぜならヴェローナの両サイドバックの背後に広いスペースが生まれるためで、ボランチ2人の飛び出しが大切であることは明らかだ」 後半に入った47分、マンチーニ氏は、相手守備陣の背後を狙って中央付近で飛び出した鎌田を見ると大興奮。左サイドでボールを保持するタティ・カステジャーノスが鎌田に気付いていないことにやきもきし、「カステジャーノスはカマダが見えていないのか!」と苦言を呈した。 そしてその後、エリア内へ向かった鎌田にボールが入ると、マンチーニ氏は「そうだ、いま見えたか! 日本人のカマダだ!」と叫んだ。鎌田は相手DFと交錯して倒れてゴールにはつながらなかったが、「タイミングは完璧だった」と称えている。