トランプ氏勝利で日銀政策に不確実性、円安なら早期利上げも-門間氏
その場合、7月の追加利上げ後に金融市場が大きく変動した教訓を踏まえて、日銀は丁寧なコミュニケーションに徹するとみる。日銀の金融政策予想を反映するオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場の予想で40%程度となっている次回の12月会合で追加利上げする場合でも、「サプライズの利上げはない。難しいがそれが中央銀行の仕事だ」と語った。
7日午後の東京外国為替市場の円相場は154円台前半で推移している。朝方に一時154円71銭と7月30日以来の円安値を付けた後、三村淳財務官の円安けん制発言や日銀の早期利上げ観測から円を買い戻す動きが優勢となり、153円台に上昇する場面も見られた。
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Toru Fujioka, Sumio Ito