新日本・スターダム2度目の合同興行も大成功! 棚橋弘至社長は「またやりたいと思う。お互い良い刺激をもらってるから」スターダム勢、好勝負連発!
ブシロードグループのプロレス業界最大手、新日本プロレスとスターダムによる合同興行『Historic X-over Ⅱ』11.17大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場大会が開催された。この大会は2022年に「11.20東京・有明アリーナ大会」で初開催されており、今回は2年ぶり。大阪では初開催となった。 【動画】ドリラ・モロニーが羽南にバックブリーカー! 前回は新日本仕切りだったが、今回はスターダムが仕切り役に回ったことにより、スターダムの雰囲気に新日本のエッセンスを取り入れたような大会に。ミックスドマッチが多数組まれていた中、スターダムの純血マッチに勢いを感じた。 第1試合から団体最高峰である“赤いベルト”ことワールド・オブ・スターダム王者の中野たむが、安納サオリとのコズミック・エンジェルズで登場。朱里&稲葉ともかのゴッズアイと白熱の好勝負を展開すると、第2試合では、星来芽衣&AZM&天咲光由のNEO GENESISと、小波&琉悪夏&吏南のH.A.T.E.が6人タッグで対戦。最後はAZMが豪快なダイビングフットスタンプを放ち、吏南からフォール勝ちを収めている。「新日本のファンにもスターダムを見てもらいたい」という選手たちの気概を感じる2試合だった。 そして、前回より踏み込んだ形となったミックスドマッチも激しさと楽しさが入り乱れていて面白かった。異性による対戦は反則となっているが、選手たちにはルールを守る気がさらさらない。第4試合では、棚橋弘至&田口隆祐の新日本本隊と羽南&飯田沙耶のSTARSが合体し、ゲイブ・キッド&ドリラー・モロニー、刀羅ナツコ&上谷沙弥の極悪越境ユニットH.A.T.E. CLUBと対戦。いきなり棚橋の前にナツコが立つと場内が沸きまくった。 この試合は予想どおり田口がキーポイントとなっており、地上波では流せないような場面も連発。場内が爆笑に包まれる中、最後はゲイブが空気を読まず田口をパイルドライバーで葬った。注目はその後だ。ナツコの毒霧を喰らった棚橋が場外で悶絶していると、ナツコはさらに襲撃。「オイ、棚橋ーっ!このまま楽しい試合やって引退して、社長? させるかーーっ! またやろうぜ~棚橋ちゃ~ん」とニヤリ。棚橋はEVILに続いて、また厄介な悪の敵を作ってしまったようだ。