鹿島MF仲間隼斗、2度目の柏復帰が決定「言葉ではなく、プレーで…」
柏レイソルは24日、鹿島アントラーズからMF仲間隼斗が完全移籍加入することを発表した。 1992年5月16日生まれの仲間は現在32歳。柏レイソルの育成組織からロアッソ熊本でプロキャリアを始めると、カマタマーレ讃岐、ファジアーノ岡山を経て、2020年に柏レイソルに帰還。主力として2シーズンに渡って活躍した後、2022シーズンに鹿島アントラーズに加入した。負傷離脱を強いられた1年目こそ公式戦27試合の出場となったが、昨シーズンと今シーズンは公式戦で30試合以上プレーするなど、左サイドで“魂”のこもった勇姿を見せていた。 まず仲間は、鹿島アントラーズ退団に伴い、クラブ公式サイトにてコメントを残している。 「このたび、柏レイソルに移籍することになりました。鹿島アントラーズに関わるすべての皆様へ、僕を迎え入れ、どんな時も一緒に戦ってくれたことに心から感謝しています。本当にありがとうございました。僕がアントラーズに加入した理由はただひとつ、タイトルを獲得するためでした。アントラーズでの3年間、タイトルのことだけを考え、常にもがきながら、すべてを捧げてきました。正直、辛く苦しい日々の方が圧倒的に多かったですが、そんな時こそいかにもがき続けるかが大切だと信じ、必死に取り組んできました。今までの僕は、選手として成長したいという気持ちでサッカーに取り組んできたと思います」 「しかし、アントラーズでは自分が成長したいという思いより、とにかくチームを勝たせたい、その一心でした。勝利のためであれば、どんな役割でも果たそうと取り組んできました。それはアントラーズファミリーの全員が一体となり、ただ勝利のために諦めず挑戦し続ける姿勢や、アントラーズの素晴らしい歴史を肌で感じることができたからこそ、このクラブに誇りを持って戦うことができたのだと思います。皆さんは僕のことを“魂”と言ってくれますが、その魂を宿してくれたのはアントラーズファミリーです。僕の力不足でサポーターの皆様には苦しいシーズンを過ごさせてしまったこと、力になれなかったことを心から申し訳なく思っています。来季からは柏レイソルの選手として、アントラーズで宿してもらった魂を込めて全力でプレーしていきます。記憶に残るような選手ではなかったかもしれませんが、いつか『こんな選手がいたな』と思い出してもらえるような、アントラーズに在籍した選手の名に恥じない、小さくも大きな人間になります。3年間の多大なる応援、本当にありがとうございました。素晴らしいチャント、いつも励みになっていました。これからも鹿島アントラーズが素晴らしく偉大なクラブであり続けることを祈ってます」 また、2度目となる柏レイソル復帰が決定した仲間は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。 「お久しぶりです。"おかえり"なんていう甘い言葉を言ってもらえるとは思っていません。言葉ではなく、プレーで表現し、レイソルの勝利のためだけに最大限尽くし、戦います。よろしくお願いします」
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