勝ち続けると選手が増える! ソフトバンク・ファームの「声出し」が連日大盛り上がり、松山2軍監督も「20連勝でやる」宣言
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―5くふうハヤテ(2日、タマスタ筑後) ソフトバンクの野村大樹内野手(23)と石塚綜一郎捕手(22)による試合前の円陣の「声出し」が連日盛り上がりを見せている。円陣の最後に、お笑い芸人「ちゃんぴおんず」の大ちゃんの決めぜりふと動きを披露するのが流れ。27日に始まった2軍の連勝に合わせ、2人の出番はこの日で5試合連続。選手たちも笑っていい流れで試合に入れる利点に加え、勝ち続けると声出しの選手を増やしていくという新ルールも出来上がり、選手たちのモチベーションになっている。 【動画】野村勇の声出しに至るまでの爆笑やりとりはこちらから この日はまず石塚が「もう、1人でやっても絶対決まらないので」と相棒の野村大を呼んで、いつものせりふと動きを披露したが、大いにスベってしまい、周囲は静まりかえる結果に。 野村大は「今日、少ないので」と理由を分析。前日に続きドラフト3位ルーキーの広瀬隆太(22)=慶大=を呼んだ後、この日の追加メンバーとして井上朋也(21)を招集。さらに、円陣にいる野手を数え始め「あと11回勝ったら全員でいける。まだ後ろにいるコーチ陣も巻き込めるようにやっていきましょう」とさらなる新ルールを設定した。 さあ、それでは4人でやるのかと思いきや、パフォーマンスを促す佐藤直樹(25)のかけ声は野村勇(27)を指名。野村勇は即興で、いつもの動きとせりふをノリノリで披露。選手やコーチ陣も盛り上がり、この日の勝利に結びつけた。これで5連勝、参加選手は5人になった。 声出しの選手が増えていることについて、松山2軍監督は「(今後)どうなるのか。選手が大変じゃないか」と笑顔。これからも連勝が続いていけばコーチや監督も巻き込んでの声出しも予想されるが「15連勝くらいしたらコーチかな。僕(のところまでは)20連勝ぐらいしないと(円陣に)入れないでしょ。20連勝くらいして(出番が回ってきたら)当然、僕もやります」と宣言した。 (浜口妙華)
西日本新聞社