国別対抗戦でアベック優勝を飾ったイタリアが男女で世界ランク1位に!王者シナーと世界4位パオリーニがチームを牽引<SMASH>
国際テニス連盟(ITF)は12月3日に世界国別ランキングを更新。先月行なわれた女子テニス国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ(以下BJK杯)・ファイナルズ」と、男子テニス国別対抗戦「デビスカップ(以下デ杯)・ファイナルズ・ノックアウトステージ」でアベック優勝を飾ったイタリアが、男女で世界1位となった。 【動画】イタリアのエース、シナーとパオリーニが国別対抗戦で優勝を決める! 男女ともにシングルス2とダブルス1の計3試合のうち、先に2勝を挙げたチームが勝利となる国別対抗戦。イタリア女子は第2シードとして臨み、初戦の準々決勝で日本を下すと、準決勝でもイガ・シフィオンテク(世界ランク2位)を擁するポーランドに2勝1敗で勝利を収める。 スロバキアとの決勝では、第1試合でルチア・ブロンゼッティ(78位)がビクトリア・フルンカコワ(238位)に快勝。第2試合ではエースのジャスミン・パオリーニ(4位)がレベッカ・スラムコワ(43位)に完勝し、2013年以来11年ぶりの頂点に立った。 一方、前年大会で47年ぶりに優勝を果たしたイタリア男子は堂々の第1シードで出場。世界王者のヤニック・シナー(1位)がチームを牽引し、初戦の準々決勝でアルゼンチン、準決勝ではオーストラリアを破り2年連続の決勝へ進出した。 決勝ではオランダと対戦。第1試合でマテオ・ベレッティーニ(35位)がボティック・ファンデザンツフープ(80位)を、第2試合でシナーがタロン・フリークスポール(40位)を撃破。女子の優勝に続き、男子は2連覇を成し遂げた。 タイトル防衛に成功したイタリア男子は、世界ランキング2位のオーストラリア、3位のカナダを抑えて1位をキープ。3位だったイタリア女子はカナダとチェコを追い抜き、1位に踊り出た。 なお今回のBJK杯で11年ぶりに8強入りと大健闘を見せた日本女子は、ランキングを1つ上げて14位につけている。今年9月のデ杯・ワールドグループ1部でコロンビアに勝利した日本男子は29位となっている。 2024年世界国別ランキングは以下の通り。(10位まで) ●男子 1位 イタリア/ポイント:637.25 2位 オーストラリア/519.75 3位 カナダ/477.5 4位 オランダ/462 5位 ドイツ/449.5 6位 アメリカ/432.5 7位 セルビア/393.75 8位 クロアチア/393 9位 フランス/390.75 10位 スペイン/389 ●女子 1位 イタリア/ポイント:1228.25 2位 カナダ/1066.25 3位 チェコ/1028.75 4位 スロバキア/1020 5位 オーストラリア/973.75 6位 ポーランド/961.25 7位 イギリス/955 8位 スイス/940 9位 アメリカ/935 10位 スペイン/922.50 構成●スマッシュ編集部