米倉涼子、大門ワールド全開の舞台あいさつで感動エール「(脳脊髄液減少症を公表した)2019年くらいからずっとつらくて」
女優、米倉涼子(49)が19日、大阪市北区のTOHOシネマズ梅田で行われた主演映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)の「ありがとう大門未知子! 全国舞台挨拶キャンペーンin大阪」に登壇した。 2012年から始まったシリーズは連ドラ7作、単発ドラマ1作が放送され、本作が完結編。女性ファンの悲鳴も聞かれる中、共演の岸部一徳(77)、勝村政信(61)と登場すると、「きょうはホンマに来てくれてありがとぉ~。短い時間やけど、楽しもな。大阪のみんな、めっちゃ好きやで」と関西弁であいさつした。 勝村は控室に用意されていたいか焼き、たこ焼き、焼きそばを「すべて食べつくしてしまいました」と満腹顔。いか焼きしか食べていない米倉が「ずるくない? 晶さん」と役名で問いかけると、岸部も「3種類、いただきましたぁ~」とおなじみのせりふで返し、会場をわかせた。 また、客席に15回も見たリピーターを見つけると、「なんで?」とストレートな逆質問。「医療の勉強はしましたか」という看護学生の問いにも「いたしません!」と即答するなど、大門ワールドを全開させた。 しかし、米倉も着用したことのあるニット姿の熱烈な女性ファンから、「つらいとき、どのようにして乗り越えてきましたか」と問われると、ガチトーク。 「私もつらいことはたくさんあるし、悩みや苦しいこともあるけど、ここにいるお父さんやお兄ちゃんに相談したりして中に閉じ込めないようにして、一度泣くときは大きく泣く。そして落ち着くってことを繰り返しながら、自分に正直に生きることを目指してます」 持病があり、先日も手術を受けたとファンが明かすと、「私も(脳脊髄液減少症を公表した)2019年くらいからずっとつらくて」と告白。 「ファンの皆さんに応援されて、ここにいる仲間たち、みんなに相当後ろから支えてもらいながら頑張ってこの映画を作った。やっぱり、時間を無駄にしないで、あきらめずに進んでよかった。できる限り(人生を)謳歌(おうか)したいなって思いますよね。簡単にはいえないけど、希望は捨てないで」とエールを送った。 最後は再び関西弁で、「大阪でもうち、失敗せぇへんで!」と決めせりふ締め。舞台あいさつでも失敗しなかった。