県立総合病院 患者の体内にガーゼ取り残し
びわ湖放送
守山市にある県立総合病院は、今年8月、手術を行った患者の体内にガーゼを取り残す医療事故があったことを明らかにしました。患者は、その後無事退院したということです。 県立総合病院によりますと、今年8月に、県内在住の70代の女性を手術した際、手術に使った約30センチ四方の綿製のガーゼ1枚を体の中に残したまま縫合したということです。 約2週間あとになって、女性が痛みを訴えたため、CTによる再検査を行ったところ異物を確認したことから、全身麻酔手術を行い、ガーゼを摘出したということです。その後、女性は順調に回復し、退院したとしています。 医療事故の原因について病院は、50枚前後使用したガーゼの枚数を何らかの理由で数え間違えたことと合わせ、手術終了後に異物が残っていないか、主治医がレントゲンで確認した際、見落としていたこととしています。 再発防止策として、手術時にガーゼを数える担当を1人から2人に増やすほか、術後のレントゲン確認では、体内に残っている可能性を念頭にチェックを行うなど、正確性・確実性の徹底を指導するとしています。
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