東日本新人王決勝戦の前日計量で1・86キロ体重超過した阿部一力、1年間のライセンス停止処分 大橋秀行会長には戒告処分
日本ボクシングコミッション(JBC)は11日までに、11月3日に東京・後楽園ホールで行われた第81回東日本新人王トーナメント決勝戦の前日計量で、1・86キロ体重超過して計量失格となった阿部一力(かずりき、20)=大橋=を2日より1年間のライセンス停止処分とすると5日付で発表した。大橋ジムの大橋秀行会長(59)には監督責任を負う義務があるとして戒告処分が科された。 阿部は小学1年で大橋ジムに通い始め、2019年ジュニア・チャンピオンリーグ(U-15)全国大会で優勝。神奈川・武相高に進学し、アマチュアで25戦19勝6敗の戦績を残した。昨年2月にプロデビュー。美容師免許を取得するため、東京・山野美容芸術短大にも通っている。 昨年はスーパーフライ級で出場し、東日本新人王準決勝で判定負け。今年は2階級上げてスーパーバンタム級で決勝に進出し、矢野円来(まるく、23)=花形=と対戦する予定だったが、計量をクリアできずに試合は中止に。矢野が東日本同級新人王となった。プロ戦績は阿部が4戦3勝(1KO)1敗、矢野が4戦3勝(2KO)1分け。