「無理な工程」「客から土下座」“カスハラ”に関する電話相談 「カスハラ」防止条例成立うけ 連合北海道
HTB北海道ニュース
客からの迷惑行為「カスタマーハラスメント」の防止条例が道議会で成立したことを受け、カスハラに関する電話相談が行われました。 相談員) 「つらい思いをされていると思いますが、内容を差し支えない範囲でお話しいただけませんか」。 この電話相談は連合北海道が27日に行っているもので、顧客から無理な工程で発注を受けた事業者や客から土下座を強要された店員などからカスハラに関する相談が寄せられていました。 連合北海道労働相談センター 辻田一浩さん) 「一人で悩まれる方も結構おられると思いますが、どこか相談するところがあれば、思い込む前に解決する手段もありますので」。 26日の道議会で成立したカスハラ防止条例では、客の要求や言動のうち、社会通念上、不相当なもので従業員の就業環境が害される行為を「カスハラ」と定義し、罰則はないものの、「カスハラを行ってはならない」と定めています。 道 勤労者安全衛生センター 木下真一事務局長) 「自分が行っている行為が不当な要求だとか理不尽な要求だと気づいてもらって、加害者を減らす意味では大きな一歩、とても良い条例が出来た」。
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