25年の広島は背番号25新井貴浩監督の年 18年以来Vへ補強順調!鈴木本部長「胴上げされる姿を見てみたいね」
広島は26日、広島市のマツダスタジアムで仕事納めを迎えた。鈴木清明球団本部長(70)は来季3年目を迎える新井貴浩監督(47)の背番号「25」を連想させる2025年シーズンに向けて「胴上げされる姿を見てみたいね」と18年以来のリーグ優勝を熱望した。なお松田元オーナー(73)は所用のため不在だった。 もういくつ寝ると、お正月とアライの年が同時にやってくる。クリスマスが終わり、一段と業者の出入りが少なくなったマツダスタジアム。鈴木球団本部長は早くも2025年秋にカープがリーグ優勝するイメージを膨らませた。 「胴上げされる姿を見てみたいね。(胴上げされるのは守護神の)栗林と新井か」 球団の仕事納め日に取材対応した鈴木球団本部長は報道陣から「2025年は(背番号25を付けているから)新井監督の年になるのでは」と問われ「おっ! 背番号25か」と目を輝かせた。 新井政権3年目に向けて補強は進んだ。11月にメジャー通算21本塁打のモンテロ(前ロッキーズ傘下)、マイナー通算104発のファビアン(前レンジャーズ傘下)と契約した。さらに12月の現役ドラフトではオリックスから万能内野手の山足、日本ハムからアンダースロー右腕の鈴木を同制度3年目で12球団初めてのダブル獲得。今季の開幕投手を務めた九里はオリックスへFA移籍したが、大瀬良、床田、森下の先発3本柱に栗林、島内、ハーンらが控える投手陣は盤石を誇る。 今季チームは9月に首位から4位に転落し、同28日の巨人戦(マツダ)で胴上げを許した。「一寸先はわからん」と鈴木球団本部長。来季こそは18年以来のリーグ優勝を果たし、新井監督が舞う。(柏村翔) ★九里の人的補償は「リスト次第」 鈴木球団本部長は九里がFA移籍したオリックスに対して人的補償を求めるか、否かの結論は越年になると明かした。「リスト次第。人的がいまいちだと思ったら金銭にして外国人(選手の補強)にいくのかを含めて(検討)」。九里の今季推定年俸は1億4000万円で人的、金銭補償が必要なBランクとみられる。オリックスから28人のプロテクトリストを受け取り、人的プラス金銭補償(九里の旧年俸40%)か、金銭補償(同60%)を求めるか判断する。