マイコプラズマ肺炎が過去最多 長崎県内、手足口病も警報レベル続く【7日発表】
長崎県は7日、10月28日~11月3日の1週間の県感染症発生動向調査速報を発表した。12定点医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は30人となり、前週と比べ7人増えた。1医療機関当たりは2・50人で、現行の調査方法になった1999年以降の最多を更新した。 マイコプラズマ肺炎の患者は10歳未満と10代で7割以上を占めた。地域別の1医療機関当たりでは、長崎6・00人、県央5・00人が多かった。 マイコプラズマ肺炎は発熱や全身倦怠(けんたい)感、頭痛、せきなどの症状がみられる。県は手洗いやうがいを励行し、せきが続く場合は早めに受診するよう呼びかけている。 乳幼児を中心に発症する手足口病は、44定点医療機関で前週に比べ36人減って187人。1医療機関当たりは4・25人。依然として警報終息の基準となる2・0人を超える状況が続いている。 インフルエンザは7週連続で増加。70定点医療機関で前週比6人増の107人。10歳未満と10代で7割以上を占める。新型コロナウイルスは70定点医療機関で21人減の48人。年代別では70代が23%で最も多かった。