北欧の巨匠アアルトがフランスで手掛けた名作住宅をミナ ペルホネンのデザインが彩る展示が開催中
2019年から続く両者のコラボレートは、プロダクトづくりにとどまらず、こうして今回共に空間を手掛けるという展示に発展しました。室内にはヴェスマネンのスケッチや皆川さんのアートも展示され、美しい建築のなかで色や形、アイデアの実験を行った「対話」の痕跡を見ることができるような設えとなっています。 2019年に初めて会い、2021年にコラボレートした照明を発表。その間パンデミックの影響でなかなか会うことが叶わない時期もあったといいますが「注意深く、正確で、真剣なアキラとミナ ペルホネンとのデザイン作業のプロセスには、多くの楽しみと心温まる楽しい雰囲気が伴います。彼らと一緒に仕事をすることは、深いやりがいと喜びがあるのです」とヴェスマネンは協業について語ります。
皆川さんもまた、「これまでのコラボレーションでは、シンプルでミニマルなデザインをするという印象だったエサが、今回はミナ ペルホネンのハギレを用いて、大胆で面白いデザインのアートピースのようなスツールをつくってくれました。デザイン画を見たときに、これまでには見たことがなかったエサの一面を見たような気がして新鮮に感じ、出来上がりが楽しみでした」と語ってくれました。 展示期間中は予約制にてルイ・カレ邸の室内を見ることができます。アアルトが描き出した有機的で美しい建築のなかで、ミナ ペルホネンのデザインを堪能しに出かけましょう。 Dialogue 住所/2 Chem. du Saint-Sacrement, 78490 Bazoches-sur-Guyonne, France 会期/~2025年11月17日(日)※予約制