“好調”同士の一戦は京都に軍配! エリアス&原大智が3戦連発…10人の横浜FMに競り勝つ
2024明治安田J1リーグ第30節が13日に行われ、横浜F・マリノスと京都サンガF.C.が対戦した。 ここまで28試合を消化し勝ち点「41」の6位につけている横浜FM。7月中旬に就任したジョン・ハッチンソン暫定監督の下では好調を維持しており、直近5試合は4勝1敗と勝ち星を積み重ねている。対する京都は15位に留まっているものの、5月中旬以降はわずか2敗と安定感が際立っており、直近5試合の戦績は横浜FMと同じく4勝1敗。波に乗るチーム同士の一戦はどちらに軍配が上がるのだろうか。 開始からわずか9分で横浜FMにアクシデント発生。ボールを奪いに行った西村拓真の足裏が相手選手の足首に入り、VARによる確認の結果レッドカードが提示された。数的優位となった京都は21分、福田心之助が右から上げた鋭いクロスに原大智が飛び込み際どいシュートを放つ。2分後にはバイタルエリアで細かくボールを繋ぐと、川﨑颯太のパスに抜け出したマルコ・トゥーリオがGKを引き付けて横へ流し、最後はラファエル・エリアスがネットを揺らした。 先制に成功した京都は鋭い出足で横浜FMの攻撃を凌ぎつつ、追加点を狙っていく。30分、インターセプトに成功した佐藤響がドリブルでボックス内へ侵入しフィニッシュに持ち込むも、GKポープ・ウィリアムの好セーブに阻まれ追加点ならず。一方の横浜FMは38分、スルーパスに抜け出したアンデルソン・ロペスとヤン・マテウスが立て続けにシュート放ち右CKを獲得すると、ヤン・マテウスの鋭いキックが鈴木義宣のオウンゴールを誘発し、同点に追いついた。 45+2分、京都は福田のクロスに原が打点の高いヘディングで合わせるも、枠を捉えたシュートはGKポープが好セーブ。対する横浜FMは強力な3トップにボールを集めて相手ゴールに迫るシーンを作るがネットを揺らすまでには至らず。前半は1-1での折り返しとなった。 後半に入り52分、京都は平戸太貴の絶妙なスルーパスに抜け出した原大智が深い切り返しで対峙したDFを翻弄。最後は右足でゴール左下に流し込み、勝ち越しに成功した。リードを奪った京都はその後も優位性を保ったまま試合を進めていく。横浜FMは前線の3人に時折良い形でボールが入るも、なかなかシュートまで持ち込むことができない。68分には投入されたばかりの宮市亮がわずか1分足らずでプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われる。 終盤にかけては京都が攻勢を強め、エリアスや原らが際どいシーンを作るも、横浜FMもGKポープのセーブや喜田拓也の果敢なブロックで追加点を与えず。それでも同点に追いつくことはできず、試合はこのまま1-2で終了した。次節は22日に行われ、横浜FMはアウェイでサンフレッチェ広島と、京都はホームでガンバ大阪と対戦する。 【スコア】 横浜F・マリノス 1-2 京都サンガF.C. 【得点者】 0-1 23分 ラファエル・エリアス(京都サンガF.C.) 1-1 38分 鈴木義宣(オウンゴール/横浜F・マリノス) 1-2 52分 原大智(京都サンガF.C.)
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