「大戸屋でビールを飲む」のがコスパ最高だった。野菜とお魚の“贅沢な和食”に、実家を思い出しエモくなる
スイーツのように甘い野菜メニュー
まず「ほうれん草の胡麻和え」をいただく。 とにもかくにもスイーツのような甘さに驚いた。ほうれん草の臭みは無く、野菜嫌いの子どもでもバクバク食べられるほど味付けがマイルド。食べ進めている最中、実家で「ほうれん草の胡麻和え」を食べていた時のことを思い出して1人でエモくなった。
レンコンはシャキシャキ、ゴボウはジュワッ
次に「金平ごぼう」を実食。 薄味かつ優しい味わいになっており、ラーメン二郎の対極にあるような料理だった。レンコンはシャキシャキしており、ゴボウは噛むと口の中でジュワと広がり、いろいろな食感を楽しめる。 ただ途中、味の薄さに飽きを覚えたため、卓上に設置してある2種類の七味唐辛子を活用した。赤いほうは辛さが強く、黒いほうは柚の風味を感じられる。性格がハッキリわかれた七味唐辛子を駆使することで、自分好みの「金平ごぼう」を作り上げられそうだ。
コスパ最高のお魚料理。470円で“贅沢な和食”の味
「ミニしまほっけの炭火焼き」は脂がのっているが、ビールで流し込んで一番美味しさを感じられる絶妙な脂の量だった。 「ミニしまほっけの炭火焼き」も若干薄味だったため、好みで卓上にあるごま塩をかけてしょっぱさを加えても良い。一緒についてきた大根おろしに醤油をかけて食べても絶品。大根おろしはしっかりと辛い。ただ、辛いからこそほっけの甘さが引き立つ。何もかけなければ気付けなかったほっけの違う顔を知ることができ、大根おろしが苦手な人もぜひ一緒に食べてみてほしい。 また、「炭火焼き」のため、皮がとても香ばしい。470円で“贅沢な和食”らしい味を堪能できた。
上品な和食3品とビール2杯で1,640円
食べ進めている最中、「生ビール(小ジョッキ)」(240円)を追加注文した。筆者は“小ジョッキ=グラス”というイメージを持っており、グラスに注がれたビールが来るのかと思いきや、ちゃんと“小ジョッキ”だった。中ジョッキよりも小さいながらも取っ手がある。まさに小ジョッキ。量もほどほどで、「もう1杯飲みたいけど中ジョッキは多すぎる」という人にはピッタリだろう。 上品な和食3品とビールを2杯飲んでも1,640円。仮に2杯目を中ジョッキにしても2000円いかなかったことを鑑みると、かなりコスパが良かった。また、勝手なイメージではあるが大戸屋はあまり騒がしくないため、のんびり飲むにはかなり適した環境だと思う。メニューが豊富なので、他の和食とビールをいただきに再訪したい。 <写真・文/望月悠木> 【望月悠木】 フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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