「買った人があまりにも可哀想」ハリー・ポッター、グッズの剣が銃刀法違反の疑い浮上で回収へ…既に351人が購入
映画『ハリー・ポッター』の世界観を体験できることで人気のエンターテイメント施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」(東京都練馬区)。その施設内で販売されていたレプリカの剣が「販売上の懸念点を認識するに至った」として、販売元によって回収されることが発表され、ファンの間に驚きの声が広がっている。 【写真あり】問題となったレプリカの剣 「回収が発表されたのは2023年5月から2024年4月にかけて販売されていた『ゴドリック・グリフィンドールの剣』です。3万円で販売されており、映画に登場する『ゴドリック・グリフィンドール』の剣を再現したレプリカで、剣の長さは86センチのステンレス製でした。既に販売は終了しているものの、これまでに351本が販売されたといいます。 ところが、販売終了後に警察から『法律で所持が禁じられている「刀剣類」に該当する』との指摘が入ったそうで、鋭利な刃先も含めて、銃刀法に違反する疑いがあるとのことです」(社会部記者) 販売元の「ワーナー ブラザース スタジオジャパン」は、公式サイトで購入者へのお詫びを伝えるとともに、「返金対応の詳細をお伝えします」として、電話かメールでの連絡を求めている。 まさかのレプリカグッズ回収という事態に、X上では《買った人があまりにも可哀想》という同情の声が複数あがったほか、 《全長86cm、3万円のゴドリック・グリフィンドールの剣か。秘密の部屋でバジリスクと戦った時に出てきた剣。86cmの剣で鋭利な先端で硬い素材だと殺傷力有り認定されるのだろうな》 といった声も。さらには、ハリー・ポッターの世界やタイトルを引き合いに、 《アズカバンの囚人になる不具合があったのか、ファンタジーすぎる》 《西暦2024-ホグワーツ刀狩令》 《ハリー・ポッターと秘密の回収》 など大喜利のような声も多く寄せられ、議論を呼んでいる。 「銃砲刀剣類所持等取締法については、あまり知られていませんが、かなり厳しい規定があります。刃がないからといって、ステンレス製で武器として使用できるようなら問題視されるでしょう。発売前に、販売元が法的な問題を検証できなかったのか疑問ですね」(前出・社会部記者) とんだ災難だ。