【バレー】東京GB・柳田将洋「相手の強みのブロックに今日はハマってしまった場面が多かった」V1男子会見
1月6日に有明コロシアム(東京都)で行われたバレーボールV1男子、東京GBvsWD名古屋の試合後会見のうち東京GB分をお届けする。
後藤陸翔、柳田将洋、武藤鉄也選手(東京GB)
■東京グレートベアーズ ●後藤陸翔選手(アウトサイドヒッター)(内定選手・近畿大学在学中) 今日は 自分たちのミスで負けてしまったというか、サーブの部分に関しても攻めきれずにミスが出てしまったと思います。 自分が欲しいタイミングのところでボールがもらえず少しストレスがかかるような場面が多かったと感じます。 相手の高いブロックに関してどうやって攻めていくかというのを修正して明日もう一回試合に臨みたいと思います。 ●柳田将洋選手(アウトサイドヒッター) 相手の強みはブロックだと思うので、そこに今日はハマってしまった場面が多かったと思います。 第1セット取って、その後取り切れる場面が何個もあったと記憶をしています。 そこで取りきれなかったところで、切り替えが若干遅かったと思います。 ああいうチームに僕たちが立ち向かっていく場合には1個のミス、失点に引きづっている時間はないです。 明日は相手が狙って取られたようなボールが続く可能性もありますが、僕たちとしてはその次何をするかにフォーカスを置いてプレーするしかないと思います。 まずそこを僕たちが格上に食ってかかるところをしっかり考え直して臨みたいと思います。 ●武藤鉄也選手(ミドルブロッカー) ウルフドッグス名古屋さんはもともとやっぱり堅実なチームだと思うので、上の相手に対してはもう少しやっぱりアグレッシブにこっちも攻めていけたらなっていうところです。 第1、3セットとかいい部分も出ていたと思うので、そういう部分は明日より良く発揮できるようにしていきたいです。 ――武藤選手に。昨シーズンに比べアタック数が増えているがアタックへの入り方など変えた部分は? 武藤:昨シーズンと比べると入る位置は変えています。 今シーズンは真ん中を通していかないと上のチームに勝っていくのは難しいというところからのスタートでした。 そこはオフシーズン、シーズン入ってからも意識をしてやっています。 ――今シーズンはサーブのところで小田嶋(大貴)選手が代わるなどの起用になっているがやりづらさのようなものはあるか? 武藤:そこは監督が決めることなので、僕としては与えられた場面で活躍できるように準備することが仕事だと思うので、そこに関してはそこに向けて準備はできていると思います。 ――柳田選手に。試合の中で良いところを相手にハマるところの差について。 柳田:相手は先ほど言ったようにブロックに自信があるチームなので真ん中も1人は2mオーバーであったり、アウトサイドもナショナルチームの高さが出るような選手です。 特に第3セットは相手がここで絞ってきたって場面、自分たちが得点できなかったっていう結果だと思います。 そこ自体のプロセスは良かったと思いますが、どうしてもそういう場面になると、個の力である程度打破しないといけないと思います。 そこはこのシーズン中に学んでいく、力をつけないといけないと思います。 今後こういったチームに勝っていくためには絶対必要になってくる力だと思います。 もちろんいくらこうチームのコンセプトが(相手に対して)ハマったりしても終盤には最終的には個の力で打ち砕かなければいけない時はあるので、それが少し僕自身もそうですし、出しきれなかったです。 特に第3セットや、第2セット中盤とかそこの差が開いてしまったところに出ました。 ――対クレク(バルトシュ)主将(のブロック)に対してどう打開していくか? 柳田:ウルフドッグスさんもクレク選手のブロック力ありきのシステムを組んでいると思います。 僕がマッチアップして1対1を抜いていかないと明日も苦しい展開になると思います。 結構腕あちこち振り回すというか駆け引きしてくる選手なのでうまく見ながら都度都度抜きに行かないといけないと思います。 それが今日はうまくできず、それに加え即失点やブロックポイントになりました。 そこは冷静にこう対処していかないといけないです。 この後ビデオを見返してみた人対策したいと思います。 ――セットの後半に多くボールが集まる中で相手のブロックに苦労しているシーンが見られたが今日の評価は? 柳田:僕自身評価としては、そこまでトランジションとか時間がない状況で、うまく良いチョイスをしてプレーすることができませんでした。 先程言ったようにビデオ見返してみて明日もちろんその(アタック)決定率上げることも大事ですけど、今日に関して効果率がかなり低い((13得点-5失点)/35打数=22.8%)と思います。 そこをもう少し意識したバレーができればチームとしてもリバウンドを取って、別のサイドに上げたりするところもあります。 自分一人だけでプレーするっていうのではなくて、チームでプレーできるところを見つめ直してやったら、決定率を上がってくるところもあると思いますし、効果率も下がらずというかキープしたままこのゲームを進めることができると思います。 特にトランジションのところを見極めながら選択してプレーしたいと思います。 ――能登半島地震について。 武藤: 1月1日という新年で苦しい状況で、その後に羽田空港での火災もあり日本全体としていい新年ではありませんでした。 その状況で自分たちに何ができるかは試合の場で最高のパフォーマンスをして少しでも元気づけられればと思っています。 明日も含めて元気づけられるような試合をしたいです。 後藤:難しい状況というか、こう大変な世の中であると思いますが、スポーツを通して自分たちがどれだけの方々を元気づけられるかって言ったところで、今日やっぱり勝ちたかったです。 今、自分たちは結果を求められていると思いますし、どれだけのパフォーマンスが出せるかっていうところで、今日はあんまりいいパフォーマンスを出していなかったと思います。 明日切り替えて別のパフォーマンス出せるように、なおかつ結果が出せるように頑張っていきたいと思います。 柳田:スポーツができることはもちろん限られます。 2人が言ったように僕たちが頑張ることによって感じて受け取ってエネルギーにしてくれる方もいれば、届かない限界があるところももちろんあります。 僕たちとしてはこれを生業としています。 直接的にそういったところを助けられる職業もあります。 僕たちみたいに、もしかしたら必要ないのかもしれないって言われて、もしかしたら今はやる必要はあるのがないのかの議論になる職業もあります。 その中で僕たちは今やっていることにしっかりと向き合うことが繋がっていってそういった人たちに何かしら大小なりのエネルギーというかパワーを与えられると信じてやっています。 直接的には関われないかもしれないです。 バレーボールもそうですけど、繋がりのあるものはきっとその先に求めている人の手に届いたりとか気持ちが届いたりすると思います。僕はそれを信じてやっています。 それがまた東日本大震災の時もそうですし、そういった時に少しでも明日頑張ろう、ここ乗り越えようとか、僕たちも現実的には今明日勝つためにこう乗り越えようって状況で全然違うと思いますが、そういったところで少しでも共感してもらったり、何かそういったエネルギーを与えられればいいのかなと僕自身は思ってやっています。 それは明日しっかりもう一回届けられるように感謝もしながらコートに立ちたいと思います。