えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング15位。1億超えもSNSで非難…。復活目指す29歳FW
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
15位:オナイウ阿道(オナイウ・あど) 生年月日:1995年11月8日 所属クラブ:オセール(フランス) 推定年俸:84万ユーロ(約1.3億円) 24/25リーグ戦成績:9試合2得点0アシスト リーグ・アン(フランス1部リーグ)で徐々に調子を上げているオナイウ阿道が、欧州日本人選手の最新年俸ランキングで15位にランクインした。推定年俸は84万ユーロ(約1.3億円)となっている。 2021年7月から始まったオナイウの欧州挑戦は、喜びと挫折を交互に味わうジェットコースターのような道のりだった。 移籍初年度はトゥールーズのエースとして躍動。リーグ・ドゥ(フランス2部リーグ)で38試合10得点2アシストをマークし、クラブのリーグ・アン昇格の立役者となった。しかし、翌2022/23シーズンはベンチスタートが多くなり出場機会が減少。リーグ戦34試合で2得点1アシストと、個人成績も伸び悩んだ。 シーズン中には一部のトゥールーズサポーターからSNS上で辛辣な非難を浴びるなど、辛い経験も味わったオナイウ。だが、2023年8月に完全移籍を果たしたオセールで状況が変わり始める。 加入直後こそチームへの適応が遅れたことでファンからのバッシングを受けたが、徐々に実力を発揮。最終的には34試合で15得点1アシストを記録し、オセールをリーグ・アンの舞台に引き上げた。 迎えた2024/25シーズン、オナイウはトゥールーズ時代に辛酸を嘗めたリーグ・アンでしっかりと結果を残している。現地時間11月3日に行われたリーグ第10節のスタッド・レンヌ戦(〇 4-0)ではシーズン2得点目をゲット。冷静なフィニッシュからはメンタル面の充実が見て取れる。 ここから、苦難の時を乗り越えた28歳FWの快進撃が始まる予感がする。
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