だまし取った85万円を回収した疑い 沖縄県警、男2人を逮捕
沖縄県警は1日までに、県内に住む2人の女性からだまし取った現金85万円を回収したとして、いずれも那覇市に住む自称建築作業員の容疑者(32)と、自称建設作業員の容疑者(29)を詐欺と窃盗、組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕した。県警は2人を特殊詐欺(預貯金詐欺)グループの「現金回収役」とみているが、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。 【画像】沖縄県内の特殊詐欺、前年比3.6倍の175件 2人の逮捕容疑は、2024年9月19日午後6時40分ごろ、南風原町のコインランドリーで封筒に入って置かれていた現金85万円を回収した疑い。県警によると、この現金は昨年9月、複数の人物が共謀し、金融機関の職員を装って豊見城市の70代女性と八重瀬町の80代女性からだまし取った150万円の一部という。 県警は、防犯カメラ映像や既に逮捕されたグループの一員とみられる男の供述などを基に2人を特定。他にも関与した事案があるとみて捜査を進めている。