「あと10分遅ければ命の危険」…韓国・派出所に倒れ込んだ急病男性を救った警官の“プロ技”
【10月07日 KOREA WAVE】アナフィラキシーショック(過敏性ショック)で命の危機に瀕した男性が、警察の助けで一命を取り留めたというエピソードが伝えられた。 京畿道始興市(キョンギド・シフンシ)で8月27日、ある男性がふらつきながら派出所を訪れた。防犯カメラ映像によると、男性は派出所の駐車場に車を止め、歩いて派出所に向かっていた。だが、数歩進んだところで力尽き、最後には派出所の前で意識を失って倒れた。 派出所の警察官は男性を発見すると、直ちに腹部突き上げ法(ハイムリッヒ法)による応急処置を施した。これにより、男性は息を吹き返したことから、パトカーで病院に搬送した。 その後、男性が倒れた原因はアナフィラキシーショックだったことが判明した。これは特定の物質に対して体が過敏反応を起こす疾患で、咳や胸の痛み、嘔吐から、ひどい場合には呼吸困難や意識喪失に至ることもある。医療スタッフによると、あと10分遅れていれば男性は命を落としていた可能性が高かったという。 男性は以前と同じ抗生物質を服用し、大丈夫だと思っていたが、5分も経たないうちに全身に異常が現れた。手や頭皮が剥けるほどの症状で、すぐに病院へ行こうと車を運転して派出所までたどり着いたものの、体が完全に硬直して動けなくなったという。 男性は腹部突き上げ法を施された結果、息が通り、服用した薬も吐き出すことができたという。男性は「緊急時には(警察を)頼ることになる。最善を尽くして処置してくださり、改めて感謝いたします」と心の内を伝えた。 この出来事に対して、ネットユーザーからは「貴重な命を救ってくれた警察に感謝」「緊急時にはまず警察が頼りになる」など、警察への感謝の声が寄せられた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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