W杯最終予選の山場となる強豪との連戦、森保監督「過去の勝利は今後の勝利を約束しない」
サッカーの2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選C組のサウジアラビア戦は10日（日本時間11日未明）に敵地のジッダで、オーストラリア戦は15日に埼玉スタジアムで行われる。 【写真】森保監督 「年齢関係なく活躍してほしい」と初招集FW大橋に期待 W杯常連の強豪との連戦が、アジア最終予選の行方を占うのはいうまでもない。サウジアラビアへ乗り込み、ホームでオーストラリアを迎え撃つ。前半戦の山場に向けて森保監督は「チャレンジしつつ、致命的なミスは起こさないように準備する」と述べた。 カタールW杯アジア最終予選を1勝1敗でスタートして迎えた2021年10月も敵地でサウジアラビア、ホームでオーストラリアと対戦。サウジアラビアに敗れて黒星先行の窮地に立たされ、オーストラリア戦の勝利で浮上のきっかけをつかんだ。 今回は日本が連勝発進したのに対し、サウジアラビアとオーストラリアは新興国相手に勝ち点を取りこぼしてきた。巻き返しを期して並々ならない闘志をぶつけてくるのは確実で、森保監督は「過去の勝利はこれからの勝利を約束するものではない」と表情を引き締める。 W杯出場権を争うライバルとの直接対決が最終予選の流れを一変させるのは、身に染みて分かっている。「個の力をチームとしてつなぎ合わせ、目の前の一戦に全力を尽くす」と指揮官。いい流れを加速させ、付け入る隙を与えないための連戦となる。（奥山次郎）
