360度星空に包まれる…名古屋テレビ塔展望台が舞台 夜景演出の狙いとは
名古屋にもっともっと文化を
日本に留まることなく、世界でも活躍している村松氏。最近では2016年5月にラスベガスで市川染五郎主演の歌舞伎ラスベガス公演の空間創造を手がけたことが記憶に新しい。最先端で文化を発信している村松氏が名古屋について感じることとは。
――今後、名古屋で取り組みたいことはありますか? 行きたくない街最下位に選ばれてしまった名古屋。街として独立して機能できるから、観光に力を入れる必要がなかったのではないでしょうか。僕たちがイベントを開催するのはリアルな街や場所。映像だけを作っているわけではないので、訪れる内に街やそこに暮らす人に愛着が生まれます。だから、名古屋の街の豊かさが伝わるといいなと思いますし、テレビ塔でイベントを続けていくことで、ひとつの文化として定着していければうれしいですね。 特にテレビ塔は電波を発信していた場所。今回は、僕がブランディングディレクターを務める、日本一星が見える町・長野県阿智村の方にも参加していただき、コラボレーションが実現しました。テレビ塔に来ることで、名古屋から車で1時間半で行ける阿智村のことを知るきっかけになれば。夏は弥富の金魚でしたし、積極的に様々なものやこととコラボレーションすることで、元電波塔として情報を発信していけば、文化が活気づくのではないでしょうか。目指せ、行きたい街ナンバー1。そのきっかけのひとつになれれば嬉しいですね。 ※「STAR LIGHT FANTASIA by NAKED ―NAGOYA TV TOWER―」は2017年2月26日まで (編集プロダクション エディマート)