「お金と時間返して」「学校側を信じていた」在学生5人が訴えた不安や怒り美容専門学校が突然閉校発表の問題
在学生のBさん: 「先生や学校側のことを信じていたから、急につぶれるってなって、ただ悲しいし、ビックリしている」
在学生のCさん: 「一緒に卒業できないし、一緒に国家試験受けられないって思うと、すごい辛いし悲しいし」 楽しいはずの学校生活が一変し、動揺を隠せません。さらに、彼女たちを悩ませているのが「進路」や「お金」の問題です。 在学生のDさん: 「5月中に次の学校見つけて下さいって言われて。急すぎるし、環境が一気に変わって、次の学校がどういう動きなのかもよくわからないから、正直試験も受かるのかとかすごい不安で…」
在学生のEさん: 「(転校候補先が)実践型の学校なので。私たちは国家試験対策授業を主にやっていたので、そういうところでもなじめるかすごく不安です」
転校先はあるのか、転校できたとしてもその学校でやっていけるのか、不安を口にします。中には…。 在学生のAさん: 「お金の関係もあって、ちょっと今悩んでいる感じですね」
「美容師になりたい」という夢をあきらめることを考える学生もいました。
■支援の輪広がるも「簡単ではない」受け入れ
愛知中央美容専門学校の閉校発表を受けて、学生の受け入れを表明する学校も増えています。 名古屋市中区の「中部美容専門学校」は、愛知の美容組合がつくった専門学校です。
中尾博志理事長は検討を進めた結果、受け入れを決め、22日から説明会も始めました。
中尾理事長: 「子供の夢を、美容師になりたいという夢を叶えてあげたい一心ですね。ぜひ気持ちを切り替えて次のステップを踏んでほしいなと思う」 中部美容専門学校は県内の美容室のオーナーが加盟する「愛知県美容業生活衛生同業組合」が設立した学校で、愛知中央美容専門学校の学生が編入する場合、組合が支援し、6月から9月の授業料などが免除されることが決まっています。 2024年5月17日放送(一部5月22日に情報更新)