VWゴルフ 内外装一新、エンジンもパワーアップ 改良で生まれ変わる
エンジン強化 PHEVは約100kmの電気走行
エンジンラインナップはすべて4気筒で、現在発表されているモデルはすべて前輪駆動となる。 ゴルフ1.5 TSIおよびマイルドハイブリッドのゴルフ1.5 eTSIには、最高出力115psまたは150psの1.5Lターボガソリンエンジンが搭載される。 ゴルフ2.0 TSIには2.0Lターボガソリンエンジンが搭載され、最高出力は従来より13psアップの204psとなる。 ゴルフGTIには同じく2.0Lターボガソリンエンジンが搭載され、最高出力265ps (20psアップ)を発生する。関係者によると、0-100km/h加速タイムは従来の6.2秒より短いという。最高速度は250km/hと変わらない。 ゴルフ2.0 TDIでは、最高出力115psまたは150psの2.0Lターボディーゼルエンジンを搭載する。 PHEVモデルでは、1.5Lターボガソリンエンジン(従来は1.4L)と電気モーターを使用する「第2世代」のパワートレインに変更されている。ゴルフ1.5 TSI eハイブリッドでは合計出力204ps、ゴルフGTEでは272ps(20psアップ)を発生する。 駆動用のリチウムイオンバッテリーは10.6kWhから19.7kWhに拡大された。充電速度が向上し、交流(AC)で最大11kW、直流(DC)で最大50kWの充電が可能となった。 電気のみで走るEVモードの航続距離は約100kmとされ、バッテリーと燃料タンクを満タンにした状態では1000kmを超えるという。 欧州仕様車では、2.0 TDIと1.5 TSIのエントリーグレードに引き続き6速MTを装備している。それ以外では、6速または7速のDCTが採用される。 価格はまだ発表されていないが、ガソリン車のベース価格は3万ポンド(約560万円)弱、ゴルフGTIは4万ポンド(約750万円)弱と、若干の値上がりが予想される。
グレッグ・ケーブル(執筆) 林汰久也(翻訳)