「だし」を愛するなにわマダムから好評で再登場、大阪・新今宮のホテルで「だし」を堪能する斬新ヌン茶
大阪・新今宮のホテル「OMO7大阪 by 星野リゾート」(大阪市浪速区)で、「抽出」をテーマにしたアフタヌーンティー企画『アフタヌーンだし』が3月1日から再登場。コーヒーや紅茶でなく「だし」で満足できるのだろうか? 体験しつつ、担当者に反響を訊いた。 【写真】だしソムリエがドリップしてくれた、なんだかシュッとした「だし」 ■ 好奇心旺盛、「なにわマダム」も夢中に!? 2023年春にも開催され、その斬新さから話題となった同企画。ホテルの広報担当によると、「昨年は新しいもの好きの『なにわマダム』のみなさまが多く利用してくださいました」といい、「実際に家でもだしを引かれるという方が多かったのですが、『これまで体験したことないアフタヌーンティーで楽しいわ』と非日常感を味わっていただけたようで、大変好評でした」と、その反響を振りかえる。 そんな人気の企画を、今回はさらにアップデート。かつお節や昆布、煮干しから引くもの以外にも、いちごやスパイス、コーヒーなどの食材から抽出したものも「だし」として使用しているのが特徴で、10種類のスイーツとセイボリーでとことん「だし」の奥深さを浸ることができる。 ■ 自分好みのだしを作る、オリジナルブレンド体験も このアフタヌーンティーが楽しめるのは、ガーデンエリア「みやぐりん」内のテラス席。会場には「だしスタンド」が設けられ、だしソムリエの資格を有するスタッフが淹れてくれるところからスタート。まずは削り立てのかつお節と昆布の合わせだしを堪能し、続いてソムリエおすすめのだしと飲み比べてみる。 その旨みの強さ、異なる味わいなど、この2杯だけでも奥深い「だし」の世界に驚くが、3杯目にはベースとなる「だし(かつお節、昆布、煮干しから自由に選択)」に7種類の食材を自由に組み合わせて作る体験も。どんな組み合わせにするか悩ましいが、迷ってもソムリエが丁寧にアドバイスしてくれるので、自分の好みを知ることができる。 その後、アフタヌーンティーらしい三段スタンド、お茶漬けをイメージしたお米のスイーツ「リオレのだし茶漬け風」と、だしをペアリング。合わせ方のポイントとしては、インパクトのある味のものにはシンプルなだし、塩味のある料理には塩っ気のあるだしを合わせるのがおすすめだそう。 ■ 全体的に甘さ控えめ、新しいアフタヌーンティー 実際にだしとスイーツやセイボリーを合わせてみると、想像以上にマッチ。どの料理がどのだしに合うのか吟味しながら楽しめるのは、普通のヌン活と違って研究するような突きつめる楽しさもあった。また、甘いものが少なめで、飲み物はだしを楽しむので、甘いものが苦手な人やカフェインの摂取を控えたいという人にも利用しやすく、アフタヌーンティーを体験したことがないという人にもうってつけだ。 期間は3月1日から5月31日まで。料金は6500円(税サ込)。1日6組限定、1組4名まで(要予約)。宿泊、日帰り客ともに利用可能。 取材・文・写真/野村真帆