教えて太田哲也さん! 2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーはどんな人にオススメ?
10ベストのクルマそれぞれについて感じたことを
2024-2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の決定が12月5日に発表されました。イヤーカーはホンダ「フリード」でしたが、その前段階として行われた「10ベストカー試乗会」での、太田さんが受けた各車の印象を紹介します。 【画像】今年のカー・オブ・ザ・イヤーの最終ノミネート10台を全部見る(21枚)
COTY 10ベストカーを短評します
第一次選考会では全31台のノミネート車の中から10台が「10ベストカー」として選出された。この中から最終的な日本カー・オブ・ザ・イヤーが決まるわけだが、選考委員が最後の確認を行う場所として、袖ヶ浦フォレストレースウェイで「10ベストカー試乗会」が開催された。その時に感じた印象を10台すべてお伝えする。カー・オブ・ザ・イヤーの本賞では、ユーザーターゲットが各車まったく違うのに、そのなかから一台を選ぶこととなる。毎年のことながらそれは至難の業なのだ。そこで、「こんな人におススメ」という視点でも10ベストカーを紹介しよう。
スズキ フロンクス:小型SUVの新たなあり方
インド製のグローバルカーで、世界各国で売られている。大量に生産することでコストを下げるという発想だ。日本では逆輸入車として導入されている。昔は海外生産車といえば、たとえばタイ生産の日産「マーチ」など品質が明らかに劣っていたが、この製品は地域の違いを感じさせない。実際に乗ってみて日常で使ってみたが、小型サイズのため市街地で普通に使いやすく、とくにダメなところもなく、コストパフォーマンスの高さが印象的だった。小型SUVとしての便利性に加え、スイッチ操作も分かりやすく、広く多くの人におススメできる。 こんな人にオススメ 都会の路地裏から郊外のショッピングモールまでスイスイ行きたい人に。サイズもコスパも優秀で、気軽に手に取れるちょうど良い感じ、海外生産(インド)に偏見があった人も、この車に乗れば意見が変わるはず。
トヨタ ランドクルーザー250:ラダーフレームで冒険心とノスタルジーを
昔のクルマの雰囲気を今の技術で安心して楽しむクルマ。オフロード性能が高くラダーフレーム車の頑丈さと耐久性が際立つ一方、あたりまえだが舗装路を走る限り、宝の持ち腐れ感もある。現代のクルマと比べてしまうと、その走りや乗り味はあくまでも昔風であり、その辺が分かっていてノスタルジーを愛車に求める人が購入すべきである。 こんな人にオススメ 実際は自宅とスーパーの往復がメインだが、砂漠を走る夢はある、という冒険心とロマンあふれる人に。昔のクルマの雰囲気を味わいつつ、近所のホームセンターの駐車場では一目置かれる。
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