メルカリのクレジットカード「メルカード」で、ついに「分割払い」ができるようになった…!
売ることを考えて買う。消費スタイルの変化
その背景には、リセールバリューという考え方があります。これは購入した後、それを売った時の価値のこと。例えば3000円で買ったものを使わなくなったので、それをフリマアプリやリサイクルショップなどで売ったらいくらになるのか?です。 先ほどのメルカリの調査で分割払い利用者に絞って「新品購入時にリセールバリューを考えたことがあるか」と質問したところ、分割払い利用者の47.6%がリセールバリューを考えていると回答しました。分割払い非利用者では14.6%だったので、3倍以上の差があることがわかっています。 ここで見えてくるのは、分割払いの利用者は、支払い方法に限らず物の価値やコスパなどに対して、よりシビアに考えているということではないでしょうか。加えて必要な期間だけ使うというレンタル的な消費スタイルも顕在化してきています。例えば、ベビー用品は子どもが大きくなったら使わないので、そのタイミングで売るという考えです。売ることを前提にしているので、より売りやすいブランドやデザインを選ぶという考えも出てきます。 他にも推し活でもレンタル的な消費が行われています。推しのライブの参戦服は、いつも同じにしたくないという気持ちもあって、参戦服をメルカリで買い、ライブで使ったら売る。そして次のライブのために参戦服を買うという流れです。メルカリの中で服を借り貸ししているような感覚。つまりメルカリは大きなクローゼットになっているのです。 メルカリ内でレンタル感覚でものを買うとなった時、分割払いを選ぶのは、支払いがいつ終わるのかが明確にわかることはメリットの1つです。例えば、メルカリで購入したものを使う期間が3ヶ月くらいとわかっていれば、3ヶ月後にメルカリで売るという考えも出てきます。ということは3回払いにしておけば、最後の支払いの月に売上金が入って、ある程度のもとが取れる。そういう考えもアリなのでしょう。それこそ、これからの季節はウィンタースポーツの用具をメルカリで買って5回払いにして、使わなくなる5ヶ月後に売るというメルカリユーザーも現れるのかもしれません。