マツダ「CX-80」が登場しても「CX-8」の人気は健在! 中古車の平均価格が1年で40万円アップの理由とは…高止まりの可能性大です
一部改良を重ねて進化し続けた
CX-8は2017年12月の販売開始以降、一部改良を重ねて進化している。2018年10月には最高出力190psを発生する2.5L直4ガソリンエンジンと、最高出力230psを発生する2.5L直4ガソリンターボエンジンを追加し、3種類のパワートレインから選べるようになった。同時に高速走行時や滑りやすい路面でも安定した車両挙動を実現。意図しない急な動きを抑制し、乗員の不安感を軽減する「G-ベクタリングコントロールプラス」を全車に標準装備。 さらにコネクティビティシステム「マツダコネクト」のスマートフォンの連携強化。安全装備では運転支援システムのアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートに夜間歩行者検知機能を追加するなど商品性を強化している。 2019年の一部改良で、2.5Lエンジン車に4WD、2.5Lターボ車に2WDを追加し、すべてのエンジンで2WDと4WDを選べるようになった。またWVGAセンターディスプレイのサイズを7インチから8インチに拡大。さらに、2列目に電動スライド&リクライニング機構を採用した特別仕様車の「エグゼクティブモード」を設定した。 2020年の一部改良では、2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを従来の190psから200psへと向上。同時に6速ATの応答性を向上させ、ドライバーが素早くアクセルを踏み込んだ際に、より素早く変速するようになっている。 快適装備では、ハンズフリー機能付きパワーリフトゲートの採用をはじめ、ワイヤレス充電、最大10.25インチまでセンターディスプレイのサイズの大型化を図るなど快適性を向上。さらにプロアクティブをベースとした特別仕様車の「ブラックトーンエディション」を設定した。 そして2022年11月には大幅改良を行い、内外装の変更に加えて、「マツダ3」から採用している車両構造技術「スカイアクティブビークルアーキテクチャー」の考え方を取り入れ、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指し、すべての乗車位置で揺れを軽減し、快適性を向上させている。 また、走行シーンに応じて、スイッチ操作ひとつで任意に走行モードが切り替えられる「Mi-Drive」を新採用。安全装備では、3列目乗車時の後方からの追突に対する衝突安全性の確保に加え、アダプティブLEDヘッドライト(ALH)の進化やクルージング&トラフィック・サポート(CTS)を採用し、安全性を向上させている。 そして特別仕様車としてアウトドア色を強めた4WD車のみの「グランドジャーニー」、全身をブラックでまとめて上質さを表現した「スポーツアピアランス」を追加した。