優しく肌に馴染む日本発ジュエリー「エヌエス バイ ノウサク」が登場 デザインは建築家の永山祐子
メード・イン・ジャパンのジュエリー「エヌエス バイ ノウサク(NS BY NOUSAKU)」(以下、エヌエス)が登場した。同ブランドは、富山県高岡市で1916年に創業した鋳物メーカーである能作によるもの。同社は「能作」というブランド名で、仏具や花器、テーブルウエアなどを展開している。現在19店舗を運営しており、すずを使用したテーブルウエアやインテリア小物などを販売。顧客の声からジュエリーの「エヌエス」が誕生した。ジュエリーのデザインは建築家の永山祐子、ブランドのアートディレクションは脇田あすかが手掛ける。
富山にある能作の本社はカフェを併設。工場見学をはじめ、結婚10年目の節目を祝う「錫婚式」のセレモニーサービスを行っており、年間13万人が訪れるという。6日に開催された発表イベントで能作の5代目である能作千春社長は、「すずという素材は柔らかい質感で軽量、長時間着用してもストレスフリー。きらびやかというよりも、落ち着いた光沢感やエイジングを楽しめる」と語った。能作は、「エヌエス」を立ち上げるにあたり、昨年、ジュエリーメーカーのユーボネクスと提携。素材であるすずはジュエリーにするには柔らかすぎるため、すずと金の合金を共同開発した。
ジェンダーレスで自由な組み合わせを楽しめる
ファーストコレクションのテーマはリボン。しなやかな錫の輝きにパールを組み合わせ、輝きが共鳴するようなデザインになっている。永山は、「ジェンダーレスなデザインで、パーツの組み合わせによりさまざまなシーンで楽しめる」とコメント。体の形に馴染むのも、柔らかいすずの特徴。パーツごとの自由な組み合わせが楽しめるイヤリングをはじめ、イヤーカフ、ネックレス、チョーカー、リングがそろう。価格は1万9800~7万4800円。
11月6日、公式オンラインショップで販売をスタート。13~19日には伊勢丹新宿本店でポップアップを開催するほか、20日、コレド室町テラス1階に直営店をオープンする。