“女子野球”で町をひとつに 島根フィルティーズの選手も地域おこし協力隊員として勤務 試合に勝つことより大切なもの
「試合に勝つことより大切なもの」
中四国のライバルとの戦いがいよいよ始まるが、森山一人監督は「地元のみなさんに認めてもらえる活動から始めて、それがあって、やっとフィルティーズということになる」、また、クラブの大久保一則代表も「(町民から)受け入れの方は大丈夫か、仕事はちゃんとあるかと、ご意見やアドバイスをもらう機会は多い。地域の方々に知ってもらって、応援してもらえるような土台作りをしていくことが、まずは大事」と、島根フィルティーズにとって、試合に勝つことより大切なものがあると、口をそろえる。
「わが町のチーム」へ地域のために働く選手
大久保代表は、町外からの選手の受け入れ窓口になる団体「かわもと暮らし」に勤務。物心両面で選手たちを支える。 フィルティーズの選手たちは川本町の「地域おこし協力隊員」として、「かわもと暮らし」に勤務。半日はイベントの企画・運営や町のPRなど地域活性化の仕事に携わり、半日は野球に打ち込む毎日を送る。地域のために働くなかで町民に顔を覚えてもらい、「わが町のチーム」として、町民一体の応援を受けられるチームを目指す。 大久保代表は、「女子野球のことを知っているけど、見たことないという人はまだまだ多い。もっと選手のことを知ってもらえたら、もっと応援をしたいと思っていただけるのかな」と、チームが目指す姿を示してくれた。 まず目指すのは、地域に愛されるチームだ。 地域に根付き、住民の気持ちをひとつにするスポーツの力に託す、地域の未来。 島根フィルティーズの戦う姿に「女子野球のまち」を目指す川本町の未来の姿が重なる。 (TSKさんいん中央テレビ)
TSKさんいん中央テレビ