TKO木下 特殊詐欺の被害寸前で回避 「今、僕の家の周り巡回を強化してもらってます」
お笑いコンビ「TKO」の木下隆行(52)が31日までにコンビのYouTubeチャンネルを更新し、特殊詐欺のターゲットにされたことを明かした。 「木下が巻き込まれた生々しい詐欺の手口」と題して更新され、冒頭に木下は「サムネにもありますように、私、特殊詐欺に遭いました」と明かした。被害には遭わなかったものの「僕がたまたまターゲットになって、今から話すことは、ちょっと怖いなと。こういう詐欺があんねやと、こういうパターンもあるという注意喚起ではないですけど」と伝えた。 木下が遭ったのは電話で「石川県警」を名乗った特殊詐欺。電話に出たあと、詐欺容疑で捕まえた男が木下の名前で作った銀行口座のカードを所持しており、事件に関与している疑いがあるとされ、「警察」というワードも相まって軽いパニック状態だった木下は、個人情報を伝えるなど、言われた通りに行動してしまった。自身の預金額を話すと「現在の預金額が知りたい」と言われ、車を走らせて記帳にまで向かったという。 だが、記帳から帰り、現在の預金額を告白した後に事態は急転。詐欺師側が「TKOの木下さんですか?」と確認してきた。「そうです」と答えると「ですよね」と、急に事件とは無関係だとされた。ここで木下は「なにこれ?」と違和感を感じたという。 相手側の説明に納得はできなかったが、仕事の時間も迫っていたため「結果、なんもないということが答えなんだから、このプロセスええかと思って。パンってゼロにして“わかりました。なんもないんですね。もう二度と電話かかってこないんですね、僕”って言って電話を切った」と、詐欺に遭う直前で回避できたとした。 その後、笑い話として披露したが、相方・木本武宏から詐欺の可能性を指摘された。石川県の警察署に電話し、事の経緯を説明すると「あるあるな感じで返ってきた」と、すぐに特殊詐欺だと伝えられてターゲットとなったことを改めて知った。 そして、今回の詐欺電話で住所や残高なども伝えていたため、狙われる可能性が高いと判断した警視庁から連絡があり「今、僕の家の周り巡回を強化してもらってます」と明かした。