吉本の120kg巨漢芸人が救急搬送されていた 現場に居合わせたほんこんが詰め寄る「(理由は)金欠やろ?」
番組で体調不良と説明されていた
タレントのほんこんが4日、ラジオ大阪『土曜の午後は、トコトンほんこん!』(午後1時)に出演。前回(12月28日)の放送を休んだお笑いコンビ・シンクタンクのタンクが、本番直前に倒れ、放送中に救急搬送されていたことを明かした。番組で体調不良と説明されていたタンクはこの日、元気に復帰した。 【写真】救急搬送された巨漢芸人・シンクタンクのタンク ほんこんが、年内最後の放送の裏で実は巨漢のタンクが倒れていたことを明かした。オープニングトークの途中で「それよりかお前、去年の暮れや! 12月28日」と切り出すと、タンクが「ご迷惑おかけしました」と謝罪した。ほんこんは「何やねん! お前、“金欠”か知らんけど、めまいで倒れやがって」と言い放つと、タンクは「めまいの理由まで放っといてくださいよ」と反撃。ほんこんが「金欠やろ?」となおも詰め寄ると、タンクは「金欠も、そらあ一番の理由やったんですけど」と乗っかった。 ほんこんが「何やった?」と正式な理由を確認すると、公式では体重95キロ(身長176センチ)ながら、いま約120キロと申告した53歳のタンクは「貧血も金欠もどっちもやったんですけど。ちょっと心拍数の乱れがあって。太りすぎなんでしょうね、僕」と肥満が原因とした。ほんこんが「お前、やせて“タンク”っていう芸名もやめてまえや」と口にすると、タンクは「太ってるから“タンク”じゃなく、“シンクタンク”という一つのこの……」と説明。相方は近江のこかじろうのため、ほんこんは「“シンク”おれへんやないか! ややこしいな」とつっこんだ。 ほんこんは「お前、倒れたらでかいな」と横たわった際のタンクの印象を述懐し、隔週出演の佐々木りつ子に当時の状況を説明した。先にスタジオに入っていたほんこんは、プロデューサーと話をしていたという。そこにタンクが来たといい、「『お願いしま~す』って言うた途端、ドテーンってなって。つまずきよったと思って。パッと見たら仰向けで、ちょっと震えとんねん」と笑うと、佐々木は想像して「怖い」と発した。タンクは「笑いながら言うことか!」と注文をつけたが、ほんこんはお構いなく「舞台でもっといつも震えとるからな」といじりつつ「右手を口元にあてて、ほんなら唇がホンマにきったない色になっていくねん」と振り返った。 くも膜下出血や脳梗塞の可能性もあると考えたというほんこんが、「口開けて、あ~ってけいれんしてたら、かかとかひじを(タンクの口に)つっこんだろうと思って。舌かんだらあかんやん。オレの大事な指とかやったらかみきるかもわかれへん」と毒舌を交えて話すと、タンクは「タオルとかでよろしいやん」とぼやいた。 タンクは「正直、意識ふっと戻った時に、兄さん(ほんこん)が『救急車! 救急車!』言うてるんですよ。そのときの気持ちが救急車言うてるから、僕、自分じゃなく誰か倒れたと思って。誰や、誰やって」と明かした。ほんこんは「こいつがきったない紫色(の唇)になってて、右手をちょっとあごの下に置いて“兄さん、大丈夫です”って。憎たらしい顔で言いよんねん。そんで立とうとしよんねん。『お前、立つな! 動くな! お前、何かあったらどないすんねん! って』。うあぁ、すいますぇんって言うて」と回想。タンクは「悪意があるねん」と言いつつ、「何も覚えてないけど」と話した。 ほんこんが「その辺のカジキマグロやったら負けよんで」という巨体のタンクが倒れていたため、スタジオの扉を開けながら放送開始したという。「変ないびきもしてないから、これは大丈夫と思って。で、3回ぐらい立ち上がろうとしよんねん」といい、制止したとした。再び診断結果を確認されたタンクは「心拍数の乱れだけで、いろいろと調べていただいたんですけど何もなく」と答えた。嘔吐(おうと)などもなかったという。 ほんこんが倒れた瞬間について「真っ暗になったん?」と聞くと、タンクは「ゆがむんですよね。むにゃむにゃっと」と言い、プロデューサーが立ち、ほんこんが座って話していたのは覚えているが「2人ともひっくり返るように(見えた)」とした。ほんこんが「タンク、お前大丈夫か言うたら、『はい、大丈夫です。(ラジオ)できます』って言うて」といい、倒れた際に頭部を打たなかったことが良かったとした。 倒れたタンクの状態について、ほんこんは「ピンと真っすぐになった。(最初は驚いて)誰も近寄れへんかってん」と明かした。「救急車は結構、早かったで。お前(午後1時開始の)5分前ぐらいに入って、1時5分には救急隊の人、来はったもん」といい、「お前、歩いて出て行ったかなんかやもんな」と話した。タンクは「立ったのは何となく、そっからは覚えてますわ。救急車の中では“大丈夫です”って。意識ちゃんとしてました。このスタジオのことは……」と打ち明けた。ほんこんは禁煙を勧め、メニエル病も抱えているというタンクは減量を誓っていた。 24年最後だった先週の放送では午後1時4分すぎから扉の開閉の音や足音が聞こえたが、ほんこんと隔週出演の藤岡理佐で進行した。
ENCOUNT編集部